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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-10-03 / 文学:日本史

古事記編纂1300年記念講演 (島根県・宮崎県連携講座)

主催:東海大学生涯学習講座事務局東海大学 品川キャンパス(東京都)]
問合せ先:東海大学生涯学習講座事務局 TEL:0463-50-2202  ※メールの場合はお問い合わせフォーム(https://ssl.action-compass.jp/tokai/inquiry/)よりご連絡ください。
開催日
10月13日(土)
講座回数
1回
時間
10:30~14:30
講座区分
1回もの 
入学金
 - 
受講料
1,000円
定員
100
その他
(資料代含む)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講義内容】

(第1部)
 神々の国と呼ばれる、出雲。そのイメージを形づくる要素に、出雲大社をはじめとする多数の古社があります。出雲の神社は、奈良時代の733年に成立した出雲国風土記でもすでに399社を確認することができ、全国的に見てもきわめて早くに神社が成立した地域であるといえます。そして、発掘調査によって、奈良時代の神社の遺跡も確認されるようになりました。出雲の神社の成り立ちについて、出雲大社の成立にもふれながら、検討してみたいと思います。

(第2部)
 『古事記』に記された日本神話は、高天原神話・出雲神話・日向神話の3つの柱から成っています。出雲は根の国(地底世界)への入り口であったのに対して、日向(ひむか)は高天原(天上世界)への入り口として考えられていました。そして、スサノオノミコトは海原を治めることを断り出雲へ行き、その子孫オオクニヌシは「国譲り」を迫られますが、日向のニニギノミコトの系譜は海の神と和合することで、神武天皇は東征を果たし、葦原中国を治めることになります。
 このように出雲と鮮やかな対比を持って記される日向。何故、天孫降臨の地とされ、日本建国への道筋を拓く出発点とされたのか。そこには確かな史実と、消すことの出来ない記憶・記録が埋め込まれています。新たな考古資料と視点から、日向神話の謎と魅力を、読み解いていきたいと思います。


1 10:30~12:00 第1部「出雲大社と出雲の神社の成り立ち」… 平石充

2 13:00~14:30 第2部「朝日の直刺す・夕日の日照る国の神話-考古学から読み解く日向神話-」… 北郷泰道

講師陣

名前 平石 充
肩書き 島根県立古代出雲歴史博物館 専門学芸員
プロフィール 略歴 國學院大学大学院文学研究科日本史学修士課程修了。
1994年~ 島根県埋蔵文化財調査センター勤務。
2010年~ 島根県立古代出雲歴史博物館勤務。
名前 北郷 泰道
肩書き 宮崎県埋蔵文化財センター所長
プロフィール 略歴:1953(昭和28)年、宮崎県都城市生まれ。立正大学文学部史学科考古学専攻卒業。
宮崎県教育庁文化課、宮崎県立西都原考古博物館を経て、宮崎県埋蔵文化財センター。南九州大学非常勤講師。
主な著書に、『熊襲・隼人の原像』(吉川弘文館)、『西都原古墳群』(日本の遺跡1、同成社)、『古代日向・神話と歴史の間』(鉱脈社)などがある。
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