講座詳細情報
申し込み締切日:2012-02-08 / その他教養
江戸時代の大名文化~鳥取池田家・岡山池田家を事例に(鳥取県・岡山県連携講座)
主催:東海大学生涯学習講座事務局[東海大学 品川キャンパス(東京都)]
問合せ先:東海大学生涯学習講座事務局 TEL:0463-50-2202 ※メールの場合はお問い合わせフォーム(https://ssl.action-compass.jp/tokai/inquiry/)よりご連絡ください。
問合せ先:東海大学生涯学習講座事務局 TEL:0463-50-2202 ※メールの場合はお問い合わせフォーム(https://ssl.action-compass.jp/tokai/inquiry/)よりご連絡ください。
- 開催日
- 2012/2/18(土)
- 講座回数
- 1回
- 時間
- 10:30~14:30
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 1,000円
- 定員
- 60
- その他
- 資料代を含む
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
【講義内容】
第1部 「鳥取藩のお茶壺道中」………………………大嶋陽一
現代でも高級茶として名高い宇治茶。江戸時代、将軍や諸大名たちは、こぞって宇治茶を取り寄せ、茶壺道中と呼ばれる使節を宇治へ派遣していました。権力者が飲用する宇治茶は、宇治茶師という専門業者によって生産・販売される特注品で、当時庶民が決して口にできない高嶺の花でした。
本講座では、鳥取藩を中心に、江戸幕府など権力者と茶壺道中の歴史、さらに鳥取・岡山両藩の藩主池田家とゆかりの深い宇治茶師星野宗以について紹介します。
第2部 岡山後楽園からみえる大名の生活 ……………………… 神原邦男
岡山後楽園は、江戸時代の大名庭園の様子を伝える、日本を代表する文化遺産です。この庭園は、50歳を迎えた藩主池田綱政が、国許岡山で、自分と子供、さらに岡山城内で生活する女性たちの健康維持(養生)のために築庭しました。元禄時代を迎える頃、大名やその子女たちが、日常最も必要としたのは、健康を保つ場所と方法でした。当時、江戸屋敷での大名たちの健康法は、庭の散策と能・狂言を嗜むことで、このため岡山後楽園にも、散策の折、四季折々楽しめる景色と御茶屋、能舞台などが造られました。岡山後楽園には、元禄時代から幕末までの江戸文化史が凝縮され、その遺構が保たれています。藩主の生活記録や所蔵品から、その歴史を考察します。
第1部 「鳥取藩のお茶壺道中」………………………大嶋陽一
現代でも高級茶として名高い宇治茶。江戸時代、将軍や諸大名たちは、こぞって宇治茶を取り寄せ、茶壺道中と呼ばれる使節を宇治へ派遣していました。権力者が飲用する宇治茶は、宇治茶師という専門業者によって生産・販売される特注品で、当時庶民が決して口にできない高嶺の花でした。
本講座では、鳥取藩を中心に、江戸幕府など権力者と茶壺道中の歴史、さらに鳥取・岡山両藩の藩主池田家とゆかりの深い宇治茶師星野宗以について紹介します。
第2部 岡山後楽園からみえる大名の生活 ……………………… 神原邦男
岡山後楽園は、江戸時代の大名庭園の様子を伝える、日本を代表する文化遺産です。この庭園は、50歳を迎えた藩主池田綱政が、国許岡山で、自分と子供、さらに岡山城内で生活する女性たちの健康維持(養生)のために築庭しました。元禄時代を迎える頃、大名やその子女たちが、日常最も必要としたのは、健康を保つ場所と方法でした。当時、江戸屋敷での大名たちの健康法は、庭の散策と能・狂言を嗜むことで、このため岡山後楽園にも、散策の折、四季折々楽しめる景色と御茶屋、能舞台などが造られました。岡山後楽園には、元禄時代から幕末までの江戸文化史が凝縮され、その遺構が保たれています。藩主の生活記録や所蔵品から、その歴史を考察します。
講師陣
名前 | 大嶋陽一 |
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肩書き | 鳥取県立博物館 主任学芸員 |
プロフィール | 2005年東京学芸大学教育学研究科修了。2005年より現職。専門は日本近世史。日本史研究会、関東近世史研究会、鳥取地域史研究会会員。 |
名前 | 神原邦男 |
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肩書き | 元川崎医療福祉大学特任教授 |
プロフィール | 1965年同志社大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学史学)。就実女子大学教授、川崎医療福祉大学教授を経て、2011年3月、川崎医療福祉大学を退職。日本近世文学史。著書「速水宗達の研究」、「御後園諸事留帳」、「大名庭園の利用の研究」、「岡山藩主池田綱政の日記」(第1期13冊〔元禄9年~正徳4年〕の内、現在7冊刊行)。 |