大学公開講座のセカンドアカデミー

講義内容：　
コーチングは、相手の個性を効果的に触発し、自発的な行動を通じて自己成長を促す技術です。とくにコーチング基礎技法のひとつである「聴く技術」は、相手の気持ちや強みを引き出し、信頼関係を促進する上で大変有効です。これまでは、カウンセラーやサイコロジストの専門技術であったものです。
また、コーチングは不平や不満という負のエネルギーを建設的な力へと転化させるとともに、自分とは違う見方や考え方への対応力を向上させ、自己のリーダーシップの幅を広げます。
このような特性から、コーチングは企画立案・目標達成・部下指導・問題解決を始め、スタッフの気持ちを巻き込む力としてさまざまな組織で導入が進んでおります。

この講座は、コーチングの基礎を「実際に使用できる」スキルとして楽しく学習できるプログラムです。管理職層の方に限らず、専門職・教育関係者等のほか、実践的なヒューマンスキルの習得を希望される方々に大変有効です。

第1回　コーチング概論 「コーチングって何？」
　コーチングは相互の感性と思考を活用するコミュニケーションスキルです。通常のコミュニケーションとコーチングのコミュニケーションはどのように異なり、どのような関わり方をするのか？コーチングの構成要素やはたらきを体験的に学びます。

第2回　アクティブ・リスニング(1)第3回　アクティブ・リスニング(2)「えっ、聴くことも技術だったんだ！」
　相手が伝えようとしている本当の思いをどこまでキャッチできていますか？「訊く・聞く・聴く」、何がどう違うのか？無意識のうちに聞き流してしまう理由とは？相手の気持ちを受け止め、相互理解と信頼関係を促す「聴く技術」を、実習を通じて感得します。

第4回　パーソナリティ(1)第5回　パーソナリティ(2)「自分らしさ」を自覚する技術とは？
　あなたは自分特有の「反応」をご存知ですか？他者に知らず知らずに与えている印象や、自分では当たり前となっている感じ方や考え方。コーチングの心理実習を通じて自分の個性的な傾向を自覚する技術を身につけます。苦手・無理であった相手が興味の対象になるかもしれません。

第6回　スタート・ザ・コーチング「違いを活かしあう」技術とは？
　　コーチングは「効果的な質問」を活用するコミュニケーションスキルです。「効果的な質問」とはどのようなものなのか？「疑問表現」と「質問表現」はどう違うのか？また、コーチング学習者・既習者が陥りやすい盲点とは何か？相手の個性に働きかけ「やらされ感」から「やってみよう」へと主体的な行動を促すコーチングフロー（流れ）を学びます。

*　単位認定について
当講座を修了されると「日本コーチ連盟認定コーチ養成プログラム」基礎課程の単位の一部に認定されます。ただし、5回以上の出席が必要です。（20分以上の遅刻は欠席扱い。受講は可能）。
詳細は、(社)日本コーチ連盟（ＴＥＬ03-5847-5657）にお問合せ下さい。

**　本当講座は、コーチングの基礎を「実際に使用できる」スキルとして楽しく習得できるプログラム（グループワークとロールプレイなどの実習が主体）です。講義時間は進行状況により15分程度延長する場合があります。

名前	森山　展行
肩書き	日本コーチ連盟公認マスターコーチ
プロフィール	一般社団法人日本コーチ連盟理事長、コーチアカデミー学長。国際コーチ連盟認定コーチ養成プログラム修了。法政大学文学部哲学科卒業。コーチアカデミーのほか、大学の公開講座でもコーチングの教授・普及に努めている。2010年度においては、全国の少年院・少年鑑別所・刑務所の管理職（250名）を対象としたコーチングプログラムの主幹コーチとして招へいされた。

名前	原田　千里
肩書き	日本コーチ連盟公認アカデミーコーチ
プロフィール	日本コーチ連盟認定コーチ養成プログラム修了。日本コーチ連盟コーチアカデミーテニュア・トラック後期課程修了。