講座詳細情報
申し込み締切日:2017-11-22 / その他教養:日本史 / 学内講座コード:68
古代出雲の玉作りとヤマト王権
主催:東海大学生涯学習講座事務局[東海大学 品川キャンパス(東京都)]
問合せ先:東海大学生涯学習講座事務局 TEL:0463-50-2202 ※メールの場合はお問い合わせフォーム(https://ssl.action-compass.jp/tokai/inquiry/)よりご連絡ください。
問合せ先:東海大学生涯学習講座事務局 TEL:0463-50-2202 ※メールの場合はお問い合わせフォーム(https://ssl.action-compass.jp/tokai/inquiry/)よりご連絡ください。
- 開催日
- 12/2(土曜日)
- 講座回数
- 1
- 時間
- 13:20~14:50
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 1,000円
- 定員
- 100
- その他
- ※キャンセルに伴う返金は対象外となります
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
島根県松江市の南部に位置する「花仙山(かせんざん)」は、標高200m ほどの緩やかな丘陵です。花仙山では、メノウ、碧玉などの「玉」を作るのに適した石材が産出します。古墳時代、全国各地へ勾玉・管玉などの「玉」を供給した出雲玉作りは、この花仙山山麓に玉作り工房群を構えていたのです。近年の発掘調査成果などから、出雲玉作りの起源、発展、盛行、衰退の様子や、出雲で生産された玉類が全国の古墳などから出土する様子が明らかになり、玉類の生産状況と流通・消費状況について一体として考えることができるようになりました。出雲の玉作りを考える時、ヤマト王権との関係は極めて重要な問題を含んでいます。全国各地の玉生産地とヤマト王権は、密接に関連しながら王権の意思のもとに玉作りを行っていました。その中でも「出雲」と「ヤマト王権」の協業による玉作り体制は、時代の流れに応じて、その時々の王権が求める「玉」を、古墳時代を通じて作り続けてきたのです。この講座では、出雲の「玉」という考古資料から見た古墳時代像の提示を試み、玉の持つ魅力を再確認すると共に、従来は「鏡」や「鉄製武器類」の後塵を拝していた「玉」が、実は古墳時代を象徴するアイテムであることを紹介します。
備考
定 員 100名
申込期間 8月23日(水)~11月22日(水)
申込期間 8月23日(水)~11月22日(水)
講師陣
名前 | 岩橋 孝典 |
---|---|
肩書き | 島根県教育庁文化財課古代文化センター専門研究員 |
プロフィール | 1970年、島根県生まれ。奈良大学文学部文化財学科卒業。1995年より島根県埋蔵文化財調査センター、島根県古代文化センター、島根県立古代出雲歴史博物館、石見銀山世界遺産センター等を歴任。2015年より現職。○論文等:「島根県の古墳時代末~鎌倉時代の掘立柱建物集成」(『出雲大社の建築考古学』同成社)、『弥生王墓誕生』(古代出雲歴史博物館図録)、「山陰から畿内への道(I)」(『古代出雲の多面的交流の研究』島根県古代文化センター) |