大学公開講座のセカンドアカデミー

我が国では、「健康長寿」という言葉のとおり長生きに対する「質」の向上が国家戦略となっています。人口が減少に転じる中、高齢者数の増加は今後も続くと推計されており、脳卒中・認知症などが原因で介護が必要な方が増え続けています。本講座では、避けることができない老化について楽しく前向きに学ぶことができます。更に、病的な老化に対しては、上手に生活を送り予防する術(すべ)をお伝えします。シリーズ第3回目は、あなたのこれまでの人生を踏まえ、つづく未来の幸せに満ちた老いの人生(サクセスフル・エイジング)を実現するための生活設計が体験できます。

【講師からみなさまへ】
あなたは、「老い」をマイナスに捉えていませんか？人生とは、誕生から生涯にわたり年齢を重ねていく過程です。中でも「老化」は最長で、避けることができない変化です。人生100 年時代と言われ、高齢者は複数の病気を抱えつつも人生を謳歌できるのです。本講座では、「老い」を衰退と捉えるだけでなく、発達的な側面から正しく学ぶことができます。また、様々な病を持ちながらも理想とする自分や家族の未来を実現するために「老いを楽しむ幸せな生活設計」をしてみましょう。

※対象
18歳以上（高校生除く）

※定員
30名

※会場
八王子市学園都市センター

※持ち物
筆記用具

名前	塚本都子
肩書き	東京純心大学看護学部准教授
プロフィール	私自身20 歳の頃、祖母が祖母でなくなっていく体験を通じて、家族として認知症高齢者と向き合う複雑な心境に苦しみ、死後は家族全員で深い自責の念を抱きました。時を超え平成の時代は、認知症の病態が解明されはじめ、認知症を抱えつつもその人らしい暮らしを支える取り組みが政策的に推進されています。 一人でも多くの方に、認知症高齢者に対する理解を深めて頂きたく、認知症看護学を専門領域として、多くの多職種メンバーと自己研鑽しています。