大学公開講座のセカンドアカデミー

社会には様々な理由により、保護者がいなかったり、保護者からの適切な養育を受けられない子どもたちがいます。児童養護施設は、そうした子どもたちを養護し、あわせて退所に向けた相談支援や自立支援を行う施設です。子どもたちにとって、児童養護施設は日々生活する「家」であり、ともに過ごす職員は家族のような存在であります。
本講座では施設での暮らしや子どもたちの様子、子どもたちに寄り添い支えている職員の仕事などを紹介し、施設で暮らす子どもたちの将来について皆さんと一緒に考えたいと思います。

【講師からみなさまへ】
一般の方々にとっては児童養護施設や乳児院などの入所施設はあまり馴染みがなく、施設での生活や子どもたちの様子を具体的にイメージすることは難しいと思われます。果たして児童養護施設の生活はどのようなものなのか？職員はどのように子どもたち一人一人に寄り添い、日々の生活をサポートしているのか？子どもたちは夢や希望をもって社会へ巣立っていくことはできるのだろうか？本講座を通して、施設で暮らす子どもたちの存在を知っていただき、少しでも身近な問題として捉えていただけると幸いです。

※対象
高校生以上の一般の方

※定 員
6名

※会場
東京純心大学（602教室）

※持ち物
筆記用具

名前	兎澤　聖
肩書き	東京純心大学現代文化学部講師
プロフィール	児童養護施設で８年勤務しておりました。親からの虐待等、家庭環境上の理由・事情により施設で生活しなければならない子どもたちとともに、24時間３６５日に生活を共にしてきました。色々な子どもと関わり、楽しいことも辛いことも一緒に乗り越えてきました。現在は、その現場経験を生かすべく、大学で福祉系の授業を担当しております。