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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-08-25 / 世界史:芸術・文化 / 学内講座コード:E2310008

11の民族のアメリカ史2 【一般受付】⑥8/4(金)15:00 ~ 8/31(木)23:59

主催:東京外国語大学東京外国語大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先:東京外国語大学
開催日
10月16日(月) ~ 01月22日(月)
講座回数
12回
時間
19:30~21:00
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
11,800円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座内容】
【世界の歴史と社会を知ろう!】

「民族と言えるほど独自性を持つ諸地域」(ネイション)は、南北戦争で激しく争いましたが戦後豊かで強国となったアメリカの一体性を支持します。大量生産方式で豊かな大衆社会が実現し、20世紀世界の先駆けとなりました。他方、強大な連邦政府の諸政策をめぐって諸ネイションは亀裂も深めてゆきます。革新主義からニューディールまで政府改革を推進するヤンキー、聖書を文字通りに信じ進化論を攻撃するアパラチアン、憲法修正の下でも人種的階層秩序を再構築する深南部、最後のフロンティアを政府や巨大資本により開発する極西部、メキシコ系のエルノルテや、アジア系と向き合うレフトコーストなど。
第二次世界大戦に勝利した後自由世界をリードする超大国となったアメリカは共産主義と対抗するためにも平等の実現が急務となりました。しかし公民権運動が黒人差別の不当を是正したものの、権利の平等から経済的平等まで保障する連邦の政策をめぐってネイション間の対立が激化します。さらに、グローバル化した経済の成長・発展はひどい格差社会を招来し、分断をつなぎ止める公共利益の共有が困難となりました。その結果ブルー対レッドという形で分断が深まります。限界を認めず偉大なアメリカを追い続けようとするレッド(深南部と極西部、アパラチアン)。発展の成果享受を政府主導の下公正に分配しようとするブルー(ヤンキーダム、レフトコースト)。多文化性を支持しながら両者の間で揺らぐスウィング(ミッドランドとニューネザーランド)。コモンズの実験(ファーストネーション)。
本講座では、欲望を肯定した発展という仕組みに対する執着と批判が鋭く対立し、白人人口が全体の半数を割る現実を前に、”disUnited America”の将来を見通します。

◆受講案内(受講規約)◆
◆オンライン講座に係る環境準備◆
◆よくある質問◆

【重点を置く学習内容】
現代のアメリカ分断の歴史的根源を探る

備考

【受講対象者】
アメリカのこと、資本主義および民主主義の転換に関心のある方

【テキスト】
講師作成の教材・レジュメ等を電子配布

【備考】
【一般受付】

本講座の一般受付期間は次のとおりです。

【一般受付期間】⑥2023年8月4日(金)15:00~2023年8月31日(木)23:59

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。

 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 金井 光太朗
肩書き 本学名誉教授
プロフィール アメリカ建国期政治史。東京大学大学院中退、米国ブラウン大学留学。著作『アメリカにおける公共性・革命・国家』(木鐸社)、『アメリカのアイデンティティとナショナリズム』(共著、彩流社)『近代アメリカの公共圏と市民』(共著、東京大学出版会)など。訳書ゴードン・ウッド『ベンジャミン・フランクリン、アメリカ人になる』(共訳、慶大出版)、コリン・ウッダード『11の国のアメリカ史』(共訳、岩波書店)。
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