大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
かつて「ジプシー」や「流浪の民」といった呼称で知られた少数民族「ロマ」。彼らの言語「ロマニ語」をゼロから学びます。ロマは独自の国を持たず、長い放浪の旅を経て現在欧州を中心にして世界各国で生活しています。このため彼らの母語「ロマニ語」も様々な言語の影響を受けながら発展・消滅していきました。数多くの方言が存在しますが、本講座ではロマニ語話者人口世界一の東欧ルーマニアの「標準ロマニ語」を学びます。「標準ロマニ語」はロマニ語の古形や古い語彙を保った一種の「文語」であり、これを最初に学んでおくと国内外の様々な方言(口語)に対応しやすくなるという利点があります。『ニューエクスプレスプラス ロマ(ジプシー)語』(白水社)を教材として用い、「初級I」では教科書の前半を中心に学習します。ロマ民族の概要とロマニ語の体系についての基礎知識を得て、ロマニ語で自己紹介が出来て、簡単な文章が読めるようになることを目標とします。


◆受講案内(受講規約)◆
◆オンライン講座に係る環境準備◆
◆よくある質問◆

【受講対象者】
入門講座ですので、どなたでも参加可能です。

【テキスト】
『ニューエクスプレスプラス ロマ(ジプシー)語』角悠介著、白水社、2021年、本体3，600円+税、ISBN 9784560089163

【備考】
【一般受付】

本講座の一般受付期間は次のとおりです。

【一般受付期間】(3)2023年8月3日(木)15:00～2023年8月31日(木)23:59


※「講座スケジュール」の内容は授業の進捗状況により変更する場合がございます。予めご了承ください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。

　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	角 悠介
肩書き	神戸市外国語大学客員研究員
プロフィール	ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学日本文化センター所長・文学部ロマニ語講師/国連経済社会理事会特別諮問機関「国際ロマ連盟」議会議員・日本代表/アテネ・フランセ講師。 在外公館と連携し日本・ルーマニアの友好関係の発展に努める傍ら、東欧を中心にロマニ語のフィールドワークを行う。ブカレスト大学ロマニ語学科で教鞭を取った後、現在バベシュ・ボヨイ大学にてロマニ語講座を担当。ルーマニア文化省公認ロマニ語翻訳資格者。ロマ民族への貢献により欧州議会、国際ロマ連盟、ロマ文化団体から表彰・感謝状を受ける。著書:『ロマニ・コード謎の民族「ロマ」をめぐる冒険』(夜間飛行)など。