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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-06-30 / その他外国語:芸術・文化 / 学内講座コード:E2308004

現代ロシア語文学入門──雪どけから現在まで 受講受付:6/7(水)10時~6/30(金)

主催:東京外国語大学東京外国語大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先:東京外国語大学
開催日
08月29日(火)~08月31日(木)
講座回数
3回
時間
19:00~20:30
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
3,700円
定員
50
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座内容】
【世界の言語と文化を知ろう!】
本講座は、スターリン批判後、1960年代の「雪どけ時代」から現在にいたる約60年間のロシア語文学について、大まかな流れをつかんでいただくことを目的とします。ドストエフスキーやトルストイは知っているけれど最近のロシアの小説にはあまりなじみがないという方や、現代のロシア文学の状況を知りたいという方のための入門講座ですので、予備知識がなくてもまったく構いません。ロシア語作家や詩人たちが戦争に対してどのような姿勢でいるかということも合わせてご紹介し、文学と戦争の関係についても考えてみたいと思います。
全3回のうち、第1回では、ソ連の「雪どけ時代」の社会・文化情勢をご説明してから、アレクサンドル・ソルジェニーツィンやブラート・オクジャワの作品を取りあげます。ソルジェニーツィンは、『イワン・デニーソヴィチの一日』で国際的なセンセーションを巻き起こし、のちに亡命したノーベル賞作家、オクジャワはギターの弾き語りで人々の心をとらえた「現代の吟遊詩人」です。
第2回では、ペレストロイカ、ソ連崩壊という社会の急変がロシア語文学界にどのような影響をもたらしたかご説明し、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチやヴィクトル・ペレーヴィンをご紹介します。アレクシエーヴィチはベラルーシのノーベル賞作家で証言文学の旗手、ペレーヴィンはポストモダン的な手法の人気作家で、ふたりはまったく異なる方法でこの激動の時代を描いています。
第3回では、21世紀に入り、ポストソ連の社会でどのような文学作品が書かれるようになったかを概観し、現代ロシア語文学を代表するリュドミラ・ウリツカヤやミハイル・シーシキン、歴史推理作家ボリス・アクーニン、「新リアリズム」の立役者ザハール・プリレーピンらの作品をご紹介する予定です。
3回を通して、社会の激変期にロシア語文学がいかに活性化し多様化したか、そのあり様が浮かびあがってくるようお話しできればと思っています。何編か具体的な作品を引用し朗読を交えながらご紹介していきますので、お楽しみいただきながら、現代ロシア語文学史のおおよそのイメージを持っていただけると嬉しいです。

◆受講案内(受講規約)◆
◆オンライン講座に係る環境準備◆
◆よくある質問◆

備考

【受講対象者】
一般の方々

【テキスト】
講師作成の教材・レジュメ等を電子配布

【備考】
【受講受付】

本講座のお申込期間は次のとおりです。

【受講受付期間】2023年6月7日(水)10:00~2023年6月30日(金)23:59

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 沼野 恭子
肩書き 本学名誉教授
プロフィール 東京外国語大学卒業後、東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。ロシア文学・比較文学。
著書に、「100分de名著テキスト──アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』」(NHK
出版)、『ロシア文学の食卓』(ちくま文庫)、『ロシア万華鏡──社会・文学・芸術』(五柳書院)など。
訳書に、『ヌマヌマ──はまったら抜けだせない現代ロシア小説傑作選』(沼野充義と共編訳、河出書房新社)、L・ウリツカヤ『ソーネチカ』(新潮社)、A・クルコフ『ペンギンの憂鬱』(新潮社)、B・アクーニン『リヴァイアサン号殺人事件』(岩波書店)、L・ペトルシェフスカヤ『私のいた場所』(河出書房新社)など。
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