大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
【多文化共生社会を生きる】

我々が日常生活で遭遇する様々な会話の特徴について、会話ビデオや文字化資料などの会話データをもとに分析しながら、会話データ分析の基本的な手法を学びます。そして、会話データ分析を行うことで、普段の自分の話し方を振り返り、より良いコミュニケーションとは何かを考え、コミュニケーション教育、日本語教育へどのように活かせるかも検討したいと思います。
講義では、まず、日常の身近な場面の会話データを見ながら、日本語の会話の特徴を分析します。具体的には、初対面の雑談、誘いや依頼、インタビュー、話し合い、体験談、スピーチ、面接などの会話場面を取り上げます。さらに、会話データ分析を行う研究にはどのようなものがあり、それらの研究成果がどのように我々の生活に役立てられてきたかについても確認します。これにより、どのように会話データ分析を教育や実生活などに活かせるかを検討します。

◆受講案内(受講規約)◆
◆オンライン講座に係る環境準備◆
◆よくある質問◆

【重点を置く学習内容】
会話データ分析の手法と活用法、および身のまわりの会話の特徴を考えること

【受講対象者】
会話・コミュニケーション研究、会話教育、日本語教育などに興味のある方

【テキスト】
1.『会話データ分析の実際-身近な会話を分析してみる-』中井陽子・大場美和子・寅丸真澄(2022)、ナカニシヤ出版
   ISBN: 978-4779516429 定価:本体2，500円+税

2.『文献・インタビュー調査から学ぶ会話データ分析の広がりと軌跡-研究から実践まで-』中井陽子(編著)大場美和子・寅丸真澄・
   増田将伸・宮崎七湖・尹智鉉(著)(2017)、ナカニシヤ出版
   ISBN: 978-4779511578 定価:本体2，800円+税

【備考】
本講座の一般受付期間は次のとおりです。

【一般受付期間】(7)2023年2月17日(金)10:00～2023年3月7日(火)23:59

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。

　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	中井 陽子
肩書き	本学大学院国際日本学研究院教授
プロフィール	経歴: 米国のミネソタ大学大学院で会話データ分析、および日本語教育の方法を学び、帰国後は国内外の様々な大学で日本語 教育と日本語教員養成を行ってきています。早稲田大学大学院で博士号取得。 専門: 日本語教育学、会話データ分析、インターアクション研究、会話教育、キャリア形成支援のための調査と教材開発 主な著書: 尾崎明人・椿由紀子・中井陽子(著)(2010) 『日本語教育叢書「つくる」会話教材を作る』スリーエーネットワーク 中井陽子 (2012)『インターアクション能力を育てる日本語の会話教育』ひつじ書房 菅長理恵・中井陽子・渋谷博子・伊集院郁子(2022)『エピソードとタスクから描く私のキャリアプラン』凡人社

名前	大場 美和子
肩書き	昭和女子大学准教授
プロフィール	経歴: 筑波大学、筑波大学大学院で日本語教育や会話データ分析について学び、留学生センターでの日本語教育や学部・大学院での日本語教員養成を行ってきています。千葉大学大学院で博士号を取得。 専門: 日本語教育学、会話データ分析(多人数会話、外国人介護人材の職場での会話、など) 主な著書: 大場美和子(2012) 『接触場面における三者会話の研究』ひつじ書房

名前	寅丸 真澄
肩書き	早稲田大学准教授
プロフィール	経歴: 文章・談話研究室で談話分析を学び、国内国立・私立大学において留学生に対する日本語教育と日本語教員養成、複言語・複文化社会を考える授業等を行ってきています。早稲田大学大学院で博士号取得。 専門: 日本語教育学、会話データ分析、キャリア形成支援、自律学習支援 主な著書: 寅丸真澄(2017)『学習者の自己形成と自己実現を支援する日本語教育』ココ出版