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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-03-10 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:E2304010

【月19:30】11の民族からなるアメリカ史――アメリカ分断の根源を探る 【一般受付】⑦2/17(金)10:00 ~ 3/7(火)23:59

主催:東京外国語大学東京外国語大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先:東京外国語大学
開催日
04月10日(月) ~ 07月03日(月)
講座回数
12回
時間
19:30~21:00
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
11,800円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座内容】
【世界の歴史と社会を知ろう!】

アメリカ・USAは、実はEUのような諸民族(ネイション・国)の連合で、元にある11のネイションの民族性から色々なことが見えてきます。ブルーとレッドの対立、分断は単なるイデオロギーの差ではありません。入植以来価値観の違う諸ネイションがやっとの事で連合をまとめたのですから分断があるのです。
イギリス郷紳層の価値を受け継ぐのは「タイドウォーター」、真理を探求し政府による改革を信頼する「ヤンキーダム」、多文化でビジネス志向の「ニューアムステルダム」、寛容で中庸、多元的な「ミッドランド」、カリブ砂糖プランテーション由来の格差が厳しく排他的な「ディープサウス」、スコットランド国境地帯で戦乱を生き抜いてきた個人主義者の「大アパラチア」。フランスやメキシコ由来のネイションもあります。人物の例を上げるなら、ジェファソンは「タイドウォーター」の人です。大プランターで数百人の奴隷主、まるで御領主様です。国家創建の重責を引き受けました。リンカーンの場合は「ミッドランド」の人です。中庸で攻撃的ではありませんが芯は強く連邦の一体性を粘り強く追求しました。ウィルソンは学者で理想主義の印象が強いですが、「大アパラチア」の人だからこそ連邦政府施設で人種隔離を導入しました。州とも違うネイション、時代毎に主役も変わり連合アメリカに個性を醸しました。
本講座ではアメリカ分断の根源にあるその11のネイションを詳しく紹介します。春学期は、入植建国から南北戦争とその後始末の妥協までの歴史にネイションの背景を確認し今日の分断の起源を探求します。

◆受講案内(受講規約)◆
◆オンライン講座に係る環境準備◆
◆よくある質問◆

【重点を置く学習内容】
州や地域とは違うネイションからアメリカを見直す

備考

【受講対象者】
アメリカの政治や歴史、特にアメリカの分断に関心を持っている方

【テキスト】
講師作成の教材・レジュメ等を電子配布

【備考】
本講座の一般受付期間は次のとおりです。

【一般受付期間】(7)2023年2月17日(金)10:00~2023年3月7日(火)23:59

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。

 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 金井 光太朗
肩書き 本学名誉教授
プロフィール アメリカ建国期政治史。東京大学大学院中退、米国ブラウン大学留学。著作『アメリカにおける公共性・革命・国家』(木鐸社)、『アメリカのアイデンティティとナショナリズム』(共著、彩流社)『近代アメリカの公共圏と市民』(共著、東京大学出版会)など。訳書ゴードン・ウッド『ベンジャミン・フランクリン、アメリカ人になる』(共訳、慶大出版)、コリン・ウッダード『11の国のアメリカ史』(共訳、岩波書店)。
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