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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-08-26 / その他教養 / 学内講座コード:E2210113

【火19:30】包摂と排除のアメリカ史2:マス社会と自己実現の夢 一般受付⑦8/5(金)10時~

主催:東京外国語大学東京外国語大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先:東京外国語大学
開催日
10月04日(火) ~ 11月29日(火)
講座回数
9回
時間
19:30~21:00
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
9,100円
定員
40
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座内容】
【世界の歴史と社会を知ろう!】

19世紀の末アメリカは世界最大の工業国にして農業国に発展しました。規模の経済が展開して巨大企業が全米の市場を数社で分割するようになる一方で、失敗があればその規模も巨大となりました。西部、金、カウボーイに自由とロマンを感じる一方、農業も、鉱業も、牧畜業も大企業が市場を支配します。
20世紀に入ると電気とガソリン・エンジンによる大量生産が大衆に快適な消費生活をもたらす一方、労働者の保護や消費者の健康安全を図る体制は、自由放任による選択ではなく政府の介入が必要になりました。社会の上層に限らず大衆までもが消費によって自己実現を追求する夢のような時代、大衆の収入を増やしローンも使ってほしい商品を買い入れる生活が経済を活性化させました。ただ、それは公正を保障する政府が基盤にあってこそ花開いたのです。巨大な経済機構に失敗があれば社会が崩壊しかねず、自由だけでは大衆全体に豊かさが行き渡りません。ニューディールでは自由放任を根本的に改め、福祉体制を立ち上げました。しかし、まず福祉の主要な受益者となり活気ある社会で自由、活発に輝くのは白人男性でした。女性や黒人も自らが輝けるように努力していましたが、戦後に実現した豊かな社会も万人のものとは言えず、人種・ジェンダー・階級の差別を強化する面もありました。
本講座では、豊かな社会、アメリカが個人の自己実現を可能とするものでありながら、格差を拡大してしまう原因を考察します。

【重点を置く学習内容】
「偉大なアメリカ」の光と影をともに理解する

備考

【受講対象者】
アメリカの歴史、近代社会の歴史、資本主義の限界に関心のある方。

【テキスト】
講師作成の教材・レジュメ等を電子配布

【備考】
本講座の一般受付期間は次のとおりです。

【一般受付期間】(7)2022年8月5日(金)10:00~2022年8月31日(水)23:59

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。

 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 金井 光太朗
肩書き 本学名誉教授
プロフィール アメリカ建国期政治史。東京大学大学院中退、米国ブラウン大学留学。著作『アメリカにおける公共性・革命・国家』(木鐸社)、『アメリカのアイデンティティとナショナリズム』(共著、彩流社)『近代アメリカの公共圏と市民』(共著、東京大学出版会)など。訳書ゴードン・ウッド『ベンジャミン・フランクリン、アメリカ人になる』(共訳、慶大出版)、コリン・ウッダード『11の国のアメリカ史』(共訳、岩波書店)。
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