大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
コプト語(別名:コプト・エジプト語)のテキストを読みながら、コプト語の文法知識や語彙への知識を深めます。コプト語の言語学的な知識だけでなく、コプト語文献の文献学的・文化的・宗教学的・歴史学的な側面からも分析します。今回は、コプト語サイード方言で書かれた、男装の修道女・ヒラリアの伝記である『聖ヒラリア伝』および、コプト語ボハイラ方言で書かれた、コプト語の祈祷書『アグペイヤ』を読みます。本講座は、コプト語をある程度学んだ方向けですが、もしコプト語をはじめて勉強したい、と言う方は、文字を覚えてきていただければ、はじめてでも対応できるようにいたします。テキストには詳しい注釈を各語の下に書くので、もしコプト語を初めて見たいというかたでもついて行きますし、文法の解説も基礎から丁寧にいたします。

【重点を置く学習内容】
文字、文法、講読、読解

【受講対象者】
コプト語をある程度勉強したかた。もしくは、コプト語ははじめてだが、コプト文字(31文字程度:https://en.wikipedia.org/wiki/Coptic_alphabet)を覚えてきていただける方。

【テキスト】
講師が用意する。

【備考】
本講座の一般受付期間は次のとおりです。

【一般受付期間】(4)2022年8月4日(木)10:00～2022年8月31日(水)23:59

※「講座スケジュール」の内容は授業の進捗状況により変更する場合がございます。予めご了承ください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。

　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	宮川 創
肩書き	京都大学大学院文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター助教
プロフィール	専門は、コーパス歴史言語学、キリスト教文献学、人文情報学。専門言語は、コイネー・ギリシア語、コプト語を含むエジプト語、そして日琉諸語。ドイツのゲッティンゲン大学で初期キリスト教諸文献のデジタルアーカイブとデジタルコーパスの作成に約5年間従事する。ドイツのゲッティンゲン大学とライプチヒ大学、イスラエルのエルサレム・ヘブライ大学、イギリスのロンドン大学(UCL)などで古代地中海世界の文献学を学ぶ。