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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-03-10 / その他外国語 / 学内講座コード:A2204038

【火19:30】コイネー・ギリシア語初級I 【初学者向け】

主催:東京外国語大学東京外国語大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先:東京外国語大学
開催日
04月05日(火) ~ 07月19日(火)
講座回数
15回
時間
19:30~21:00
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
25,000円
定員
25
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

【講座内容】
紀元前4世紀、アレクサンドロス大王の東征によって、エジプトから中央アジアにかけてギリシア人による支配がなされ、そのなかで、統治された諸民族の共通語として、コイネー・ギリシア語が生まれてきました。これは、紀元前5・4世紀ころのアテナイの優れた劇作家、プラトンなどの哲学者、ヘロドトスなどの歴史家が用いた古典ギリシア語アッティカ方言を規範にしながらも、発音や文法などがさらに簡略化された(一部は複雑化した)ギリシア語の一種です。プロティノスなどの新プラトン主義の哲学書、プルタルコスの『英雄伝』、ローマ皇帝マルクス・アウレリウス・アントニウスの『自省録』などはこのコイネー・ギリシア語で書かれました。他方、コイネー・ギリシア語は、ローマ帝国内のキリスト教の普及に大変大きく貢献した言語でもあります。キリスト教の聖書の後半部分で、イエス・キリストの言行録などが収められた新約聖書はこのコイネー・ギリシア語で書かれました。本講座では、ギリシア文字の読み方から初め、コイネー・ギリシア語の文法を習得し、『新約聖書』中の『ヨハネによる福音書』の冒頭部分やマルクス・アウレリウス・アントニウスの『自省録』の平易な金言を最終的に読めるようにすることを目標とします。

お申込み前にこちらをご確認ください
◆受講案内(受講規約)◆
◆オンライン講座に係る環境準備◆
◆よくある質問◆

【重点を置く学習内容】
文字、文法、講読、読解、翻訳

備考

【受講対象者】
初級なので、受講条件はありませんが、言語や歴史や文化に興味があるかたのご受講を歓迎いたします。

【テキスト】
講師が作成したレジュメ、および、『新約聖書ギリシア語入門』大貫隆(著)・岩波書店・2004年・3080円・ISBN 9784000234061


※コイネー・ギリシア語は、新約聖書が書かれた言語であるため、日本でいくつか販売されている新約聖書ギリシア語の入門書はそのままコイネー・ギリシア語の入門書として使えます。教科書の新約聖書ギリシア語入門は、そのなかでも最も優れたコイネー・ギリシア語の入門書の一つです。

【備考】
本講座の一般受付期間は次のとおりです。

【一般受付期間】(4)2022年2月17日(木)10:00~2022年3月9日(水)23:59


※「講座スケジュール」の内容は授業の進捗状況により変更する場合がございます。予めご了承ください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。

 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 宮川 創
肩書き 京都大学大学院文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター助教
プロフィール 専門は、コーパス歴史言語学、キリスト教文献学、人文情報学。専門言語は、コイネー・ギリシア語、コプト語を含むエジプト語、そして日琉諸語。ドイツのゲッティンゲン大学で初期キリスト教諸文献のデジタルアーカイブとデジタルコーパスの作成に約5年間従事する。ドイツのゲッティンゲン大学とライプチヒ大学、イスラエルのエルサレム・ヘブライ大学、イギリスのロンドン大学(UCL)などで古代地中海世界の文献学を学ぶ。
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