大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
かつて遊牧生活を営んでいたカザフ人は、シンプルな楽器を用いて、力強い発声や複雑なリズムを特徴とした豊かな音楽文化を培ってきました。古い言い伝えを持つ器楽独奏や、テュルク諸?族に共通する題材の語り物音楽は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。一方、カザフのポピュラー音楽は、ロシアや欧米の影響に加え、近年では韓国や中国の動向を大きく取り入れながら、独自の展開を見せています。
この講座では、動画や録音、講師の現地でのエピソードに触れながら、カザフの音楽を味わいます。音楽を通して、カザフスタン、ひいては中央アジアの社会・歴史・文化の理解を深めます。今回は、19年度に行った講座内容を基盤に、カザフ音楽から垣間見える近隣諸⺠族(トルクメン、キルギズ、ロシアなど)の音楽に関するアップデートと新しい動画を織り込み、中央アジアの多層的な文化圏について考えます。初めての方も受講できます。

【重点を置く学習内容】
講義、音楽の聴取、質疑応答、議論

【受講対象者】
どなたでも受講できます。ユーラシア、中央アジア、テュルク(トルコ)諸民族、旧ソ連圏の音楽や文化を知りたい方は大歓迎です。

【テキスト】
講師作成の教材・レジュメ等を電子配布

【備考】
申込受付期間は、講座により異なります。下記ページ「受講案内」にてご確認ください。
https://tufsoa.jp/how/index.html

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本講座の一般受付期間は次のとおりです。
【一般受付期間】(7)2021年2月19日(金)10:00～2021年3月10日(水)23:59

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。

　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	東田 範子
肩書き	東京藝術大学専門研究員
プロフィール	東京藝術大学大学院博士課程在学中。カザフスタン国立アルマティ音楽院・ハーバード大学大学院留学。カザフスタン国立ユーラシア大学・ナザルバエフ大学で日本語教育に携わった後、音楽学研究を再開。『カザフスタンを知る60章』、『中央アジアを知る60章』(明石書店)寄稿。