大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
私たちは、絶えず母語である日本語によって思考をしており、いきなり英語で作文練習を始めても、母語の干渉を排除することは困難です。本講座では、私たちの思考を意識化するために、いったん日本語を「英語の思考になじむパラグラフ構成」にする練習をしてから、それを英文にするという段階を踏みます。そのため、日本語で確認する時間が多くなります。扱うパラグラフは、日本語で、起1～2文、承5～6文、結1～2文程度(英語で120～140ワード程度)程度の短いものです。大まかには「1.パラグラフを組み立てる→2.パラグラフを洗練する→3. 日本語特有の主題文を英語にする」の流れになります。講座の目標は、「日本語の作文を通じて日本語の特徴を知ること、そしてそれを英語のパラグラフの基本構成にまとめる方法を知ること」です。

【受講対象者】
TOEIC650点レベル程度の英語力保持者。日本語の作文を通じて英語のパラグラフライティングのコツを知りたい方。英作文の試験対策講座ではありません。

【テキスト】
教材配布(参考図書:『英作文なんかこわくないIV パラグラフ編』猪野真理枝、佐野洋著 東京外国語大学出版会 今年刊行予定)

【備考】
一般受付:2018(平成30)年8月22日(水)10:00～9月12日(水)先着順

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。

　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	猪野 真理枝
肩書き	TUFSオープンアカデミー講師
プロフィール	2002年 12月 東京外国語大学大学院前期博士課程修了 (言語学修士) ・一般財団法人日本特許情報機構(Japio) 産業日本語研究会ライティング分科会委員。 ・現在フリーランスにて英語教材作成、英語講師や翻訳業に携わる。 ・長年、英語教育を専門とし、大手進学塾でビジネスパーソン向けの英語教材の作成・編集に携わり、eラーニング教材開発ディレクターや企業英語講師も務めた経験を持つ。