大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
ドイツ語の原書講読を行う授業です。辞書を引きながらドイツ語の文章を正確に読み、小説を味わえるようになることが目標です。一年を通して Daniel Kehlmann (1975- ) の »Ich und Kaminski« (2003) を読んでいきます。Kehlmannは現代ドイツの代表的な作家で、純文学とポピュラー文学の境界を解体するような作風で知られています。今回取り上げる小説 »Ich und Kaminski« も、比較的読みやすい文体で書かれてはいますが、形式的にも内容的にもさまざまなテーマを含んだ作品です。この授業では毎回、文法や語法、文化的・文学的背景知識などの解説を行い、皆さんと意見や感想を話し合いながら進めていきます。主人公たちの旅に寄り添いながら、一緒に楽しんでいきましょう。

【重点を置く学習内容】
文法・読解

【講座スケジュール】
第1回 2018/ 4/11(水) 読解1(毎回3～4ページ程度の訳読を行います)
第2回 2018/ 4/18(水) 読解2
第3回 2018/ 4/25(水) 読解3
第4回 2018/ 5/ 9(水) 読解4
第5回 2018/ 5/16(水) 読解5
第6回 2018/ 5/23(水) 読解6
第7回 2018/ 5/30(水) 読解7
第8回 2018/ 6/ 6(水) 読解8
第9回 2018/ 6/13(水) 読解9
第10回 2018/ 6/20(水) 読解10
第11回 2018/ 6/27(水) 読解11
第12回 2018/ 7/ 4(水) 読解12
第13回 2018/ 7/11(水) 読解13
第14回 2018/ 7/18(水) 読解14
第15回 2018/ 7/25(水) 読解15

【受講対象者】
ドイツ語の文法を一通り学んでいる方を対象としています。目安として、1年から2年程度の学習歴の方を想定しています。それ以上の学習歴がある方でも、比較的平易な文体のテクストを読みたい方であれば歓迎します。

【テキスト】
Daniel Kehlmann: Ich und Kaminski. Suhrkamp, Frankfurt a.M. 2003. (€ 8.00) *入手が難しい場合には、初回にお申し出ください。


※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	木村 千恵
肩書き	TUFSオープンアカデミー講師
プロフィール	東京外国語大学大学院博士後期課程在学中。専門はドイツ語圏文学。スイスの作家ローベルト・ヴァルザーの作品を中心に、モダニズム文学・文化の研究をしています。