大学公開講座のセカンドアカデミー

この講座で扱う対象は聖刻文字で書かれたエジプト語です。エジプト語はアフロ=アジア諸語に属していて、アラビア語やヘブライ語と類似した文法を持っています。授業では聖刻文字の種類と表記法の基礎について解説した後（第1～3回）、遺跡に書かれている壁画・碑文を読みながらエジプト語の文法について確認し、あわせて遺跡についても解説します（第4～10回）。
対象とする遺跡は、王家の谷、貴族の墓、カルナク神殿、ルクソール神殿、アブシンベル大神殿であり、これらはすべてエジプトの誇る世界文化遺産です。授業ではパワーポイントを使用して沢山の写真をご覧に入れますので、聖刻文字で巡る古代エジプト文化遺産の旅をご堪能下さい。

【講座スケジュール】
1 4月18日 古代エジプト語とはどのような言語か? 永井
2 4月25日 聖刻文字表記の仕組みと1子音文字（アルファベット） 永井
3 5月9日 2子音文字と3子音文字 永井
4 5月16日 センネフェル墓（貴族の墓）の壁画を読む 永井
5 5月23日 ファラオの名前を読む 永井
6 5月30日 ツタンカーメン墓の壁画を読む 永井
7 6月13日 ハトシェプスト女王のオベリスク碑文を読む 永井
8 6月20日 アブシンベル大神殿の碑文を読む 永井
9 6月27日 棺の呪文を読む 永井
10 7月4日 ロゼッタストーンを読む 永井

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【受講対象者】
初めて古代エジプト語を学ぶ方を対象としますので、予備知識は不要です。聖刻文字に関心のある方はいうまでもなく、エジプトの遺跡や歴史に興味を持っている人にもおすすめします。なお、講師の専門はエジプト語言語学ですので、言語一般に関心のある方も大歓迎です。

テキスト：教材配布

名前	永井　正勝
肩書き	筑波大学助教
プロフィール	－