講座詳細情報
申し込み締切日:2023-09-01 / その他教養 / 学内講座コード:603
死生学/現代社会と死生観【対面講座】
- 開催日
- 2023/9/21~2024/1/18(木曜日開催)
- 講座回数
- 15
- 時間
- 13:10~14:40
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,000円
- 定員
- 若干名
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
最近では医療や病気が話題になるとき、「普段から死について考えておかなければならない」と言われるのをよく耳にします。また実際にも、「終活」や「人生会議」をすること、「エンディングノート」を作ることが奨励されたりしています。確かに「死について考える」ことは大事なことなのでしょう。ただ、疑問も浮かびます。というのも、日頃から「死について考える」よう求める現代社会は、同時に、その日頃の暮らしから「死」という出
来事がかつてない程遠ざけられている社会でもあるからです。言い換えるなら、この社会では「死について考える」にしても、メディアで語られる「死」と医療機関で判断・処理される「死」のほかには、手掛かりとなるものがほとんどありません。しかしそうであるとするならば、私達は「死」について、ただ社会の求めるままに「考える」ことで満足してはいないか、そのことを「考える」というところから始めなければならないはずです。
この授業ではこうした視点から、「死」と「生」と「社会」について、さまざまな学問領域を行き来しながら考察し、探求を進めていきます。
※当該講座の受講可否は、学生の履修登録後に決定しますので、時間を要しますことをご了承ください。
※受講可能となった場合でも、第1回からの受講はできない場合があります。
来事がかつてない程遠ざけられている社会でもあるからです。言い換えるなら、この社会では「死について考える」にしても、メディアで語られる「死」と医療機関で判断・処理される「死」のほかには、手掛かりとなるものがほとんどありません。しかしそうであるとするならば、私達は「死」について、ただ社会の求めるままに「考える」ことで満足してはいないか、そのことを「考える」というところから始めなければならないはずです。
この授業ではこうした視点から、「死」と「生」と「社会」について、さまざまな学問領域を行き来しながら考察し、探求を進めていきます。
※当該講座の受講可否は、学生の履修登録後に決定しますので、時間を要しますことをご了承ください。
※受講可能となった場合でも、第1回からの受講はできない場合があります。
講師陣
名前 | 田中 智彦 |
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肩書き | 本学人間科学部教授 |
プロフィール | 早稲田大学政治経済学部卒業。同大学院政治学研究科修士課程修了、同博士後期課程単位取得満期退学。早稲田大学教育学部助手、東京医科歯科大学教養部准教授を経て現職。専門は倫理学、思想史。著書に『生命倫理の源流:戦後日本社会とバイオエシックス』(共著、岩波書店、2014年)、『生命倫理の基本概念』(共著、丸善出版、2012年)、『いのちの選択:今、考えたい脳死・臓器移植』(共編著、岩波書店、2010年)、『メタバイオエシックスの構築へ:生命倫理を問いなおす』(共著、NTT出版、2010年)などがある。 |