大学公開講座のセカンドアカデミー

　日本には豊かな森があり、古くからその樹木は神事に使われ、建築物や家具が作られてきました。黒文字、匂辛夷、檜、杉、翌檜、姫小松、山椒、柚子、橙など日本の森にある樹々の香りは、日本に住む人々にとって懐かしく優しいだけではなく、人々の心身のバランスを取り、私たちを元気づけたりリフレッシュする手助けをしてくれます。例えば、お茶事の楊枝として使われる黒文字には、安眠効果や認知症を抑制する効果が期待されています。
　この講座では、主に飛騨高山の森の樹木の特徴や精油の機能、自然と人間との結びつきを学びながら、毎回、お好きな香りや、目的に合わせた精油を使ってルームスプレーやハンドクリームなどを作ります。日本の森の恵みを日々の暮らしに取り入れて、心身共に健やかに暮らしましょう。
材料・資材費別途：各回2,500円程度
テキスト代：1,512円（予定）

講座内容：学期完結

名前	石塚　喜三枝（いしづか　きみえ）
肩書き	草月流師範・yuica認定日本産精油スペシャリスト
プロフィール	東洋英和女学院中学部・高等部・大学卒。草月流いけばなスタジオf＊works主宰。自宅スタジオ、国際交流ラウンジや福祉施設、小中学校でいけばな教室を開催。シンポジウム・演劇・コンサートの舞台装花、カフェオープンの祝い花、いけばなデモンストレーションも行う。クロモジ、スギ、ヒノキ、アスナロ、ユズ、ダイダイなど、古来から日本の森にある樹木から抽出された、アロマオイルを使ったアロマクラフトワークショップを立ち上げ、いけばなとともに、自然の恵みや智慧を日々の暮らしの中で楽しむコツを広めている。