大学公開講座のセカンドアカデミー

　初級文法を終えられた方を対象にした講読の講座です。
　これまで習得した文法知識を確認しながら、複雑な構造の文章理解を試み、ドイツ語独特の表現方法を学び、ドイツ語習得のさらなる段階に挑戦します。主に文化・歴史をテーマにしたテキストを取り上げるので、この分野に興味や関心のあることが望まれます。様々なスタイルのドイツ語に慣れ親しんでいくと同時に、テキストの内容を通して、文化・歴史への理解も深めていきたいと思います。
　授業では予習されてきた訳の発表は授業参加への必須条件ではありません。90分間、ドイツ語と格闘なさりたい方のためのクラスです。
　テキストはこちらでコピーを用意いたします。
　後期からの新規のご参加も歓迎ですが、講読のテキストは前期の継続となります。
　原書を読むのでテキストは易しい内容ではありません。辞書をひくことを厭わない方のご参加を望みます。
講座内容：年度完結

名前	鈴木　桂子
肩書き	大妻女子大学非常勤講師
プロフィール	東京芸術大学大学院修士課程修了。美学専攻。スイス・ベルン大学で博士号（Dr.phil.）取得。ベルン・シニア大学、ベルン美術学校などの講師を経て、現在、大妻女子大学非常勤講師。専門領域は西洋中世美術。中世ドイツの代表的女性幻視者ヒルデガルト・フォン・ビンゲンを研究する。また長く滞在したスイスの芸術文化の紹介にもつとめている。著書にBildgewordene Visionen oder Visionserz?hlungen, Verlag Peter Lang、共著に『続　剣と愛と−中世ロマニアの文学』（中央大学出版部）、河東仁編『夢と幻視の宗教史』（リトン）などがある。