講座詳細情報
申し込み締切日:2017-09-08 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:218
沖縄と日本の比較神話・民俗学
- 開催日
- 9/27 10/4 10/11 10/18 10/25 11/8 11/15 11/29 12/6 12/13
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 水14:50~16:20
- 講座区分
- 通年
- 入学金
- -
- 受講料
- 20,000円
- 定員
- 30
- その他
- ※受付開始日8月21日 ~
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
かつて沖縄県には琉球王国という国家が存在していました。琉球方言は本土方言と同系の日本語ではありますが、初めて聞くと外国語のように聞こえます。ところで沖縄と日本には同系の神話があります。神が蛇に化身して美しい娘のもとに通う、という話は日本では三輪山神話、沖縄県の宮古島では宮古第一の聖域、漲水御嶽(ハリミズウタキ)の由来譚として伝わっています。なぜ2つの神話が似ているか、というと三輪山神話を知る人が宮古島で神話を語り、それが受容された、と筆者は考えています。また、沖縄には日本とよく似た民俗があります。霊的に敏感な人々の存在、生命を甦らせる聖水への信仰、言葉の霊力である言霊への信仰、などです。沖縄と日本の神話や民俗を比較検討することによって、双方のあり方への理解を深めることを目的にします。理解が深まるよう映像資料を多用します。
講座内容:学期完結
講座内容:学期完結
講師陣
名前 | 福 寛美 |
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肩書き | 法政大学兼任講師、法政大学沖縄文化研究所兼任所員 |
プロフィール | 講師は琉球文学、神話、民俗学を専攻しています。研究対象は神歌の『おもろさうし』や琉球の歌である琉歌、日琉の神話、南西諸島のシャーマンの研究をしています。著書には『夜の海、永劫の海』、『うたの神話学』、『琉球の恋歌』、『喜界島・鬼の海域』、『ユタ神誕生』、『「おもろさうし」と群雄の世紀』、『ぐすく造営のおもろ』、『歌とシャーマン』などがあります。講座ではぐすくや御嶽(聖域)などからなる世界遺産について述べますが、そのような場は沖縄のシャーマンにとって祈願の対象でもあります。ぐすくや御嶽で祈る人々の心性についても講座で考察していきたいと思います。 |