講座詳細情報
申し込み締切日:2017-09-22 / 日本史:宗教・哲学 / 学内講座コード:204
今、石橋湛山に学ぶべきこと
- 開催日
- 10/12 10/26 11/16 11/30 12/14 1/11
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 木14:30~16:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,000円
- 定員
- 20
- その他
- ※受付開始日8月21日 ~
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
石橋湛山は明治・大正・昭和期における言論人・エコノミスト・政治家として知られるが、近年ではリベラルな思想家としても注目されつつある。特に戦前“小日本主義”を掲げて政府や軍部が推進する“大日本主義”に抗して満州・朝鮮・台湾など植民地放棄論を唱えた。
戦後政界に転じると蔵相として“石橋積極財政”を実施するが、GHQや吉田首相と衝突して不当なパージを受ける。その後通産相として日中経済貿易拡大に努力し、10年で首相となり日中国交正常化を目指したが、病を得て挫折する。
病後、米ソ冷戦を否定して“日中米ソ平和同盟”を発表し、訪中二回、訪ソ一回を敢行してその実現を目指したが、世論は冷淡であった。しかしニクソンショックにより劇的な米中接近が起こり、日中国交正常化が実現し、湛山の予言は的中する。
この講座では湛山の思想哲学を踏まえ、彼が志向した世界と日本の方向性について論じていきたい。
講座内容:学期完結
戦後政界に転じると蔵相として“石橋積極財政”を実施するが、GHQや吉田首相と衝突して不当なパージを受ける。その後通産相として日中経済貿易拡大に努力し、10年で首相となり日中国交正常化を目指したが、病を得て挫折する。
病後、米ソ冷戦を否定して“日中米ソ平和同盟”を発表し、訪中二回、訪ソ一回を敢行してその実現を目指したが、世論は冷淡であった。しかしニクソンショックにより劇的な米中接近が起こり、日中国交正常化が実現し、湛山の予言は的中する。
この講座では湛山の思想哲学を踏まえ、彼が志向した世界と日本の方向性について論じていきたい。
講座内容:学期完結
講師陣
名前 | 増田 弘 |
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肩書き | 本学大学院客員教授、立正大学特任教授 |
プロフィール | 慶應義塾大学法学部政治学科卒、同大学院博士課程修了、法学博士。琉球大学法文学部助教授を経て現職。日本政治学会評議員、石橋湛山記念財団評議員を務める。主要著書:『ニクソン訪中と冷戦構造の変容』、『周恩来キッシンジャー機密会談録』、『自衛隊の誕生』、『政治家追放』、『公職追放論』、『石橋湛山』、『マッカーサー』など。 |