講座詳細情報
申し込み締切日:2017-04-07 / その他教養 / 学内講座コード:102
「イエスの裁判」━文献解釈学的読解の試み
- 開催日
- 4/25、5/9、5/16、5/23、5/30、6/6、6/13、6/20、6/27、7/4
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 火13:10~14:40
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 20,000円
- 定員
- 20
- その他
- ※受付開始日3月1日 ~
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
捕らえられて来たイエスに、大祭司は「あなたはメシアなのか」と尋ねるのですが、イエスの答はマルコ、マタイ、ルカで異なっています。どれが本当のイエスの答なのでしょうか。またピラトは「お前はユダヤ人たちの王なのか」と尋ね、イエスは「あなたは言う」と答えていますが、その答は「ユダヤ人たちの王」であることを肯定しているのでしょうか。十字架上のイエスの言葉も、マルコ、マタイと、ルカでは違っています。どちらが本当のイエスの言葉なのでしょうか。イエスの裁判を伝える「最高法院で裁判を受ける」(マルコ14.53-65)から「復活する」(マルコ16.1-8)までの記事を、マタイとルカの並行個所と比較しながら精密に読み、それらの問いに答えていきたいと思っています。ギリシア語のテキストに即して議論しますが、ギリシア語の知識は必要ありません。
テキスト:授業の初めにその都度、その日のテキストを配布します。
持ち物:聖書(何語でもかまいません)
講座内容:学期完結
テキスト:授業の初めにその都度、その日のテキストを配布します。
持ち物:聖書(何語でもかまいません)
講座内容:学期完結
講師陣
名前 | 万沢 正美 |
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肩書き | 東京都立大学名誉教授 |
プロフィール | 東京大学法学部卒。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了(文学修士)。ボン大学、コンスタンツ大学留学、エアランゲン大学で研修、東京都立大学在職中から、文献解釈学の手法を用いて「福音書」を読み解く作業を続けている。著書:『ヨハネの修辞-第四福音書の文献解釈学的読解』(2009年アピアランス工房) 訳書:ラウスベルク,H.『文学修辞学-文学作品のレトリック分析』(2001年東京都立大学出版会)。クインティリアーヌス,M.F.『弁論家の教育』(知泉書館)を出版の予定。 |