講座詳細情報
申し込み締切日:2016-09-16 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:109
シルクロード文化史:西アジアから日本まで
- 開催日
- 9/27 10/4 10/11 10/18 10/25 11/8 11/15 11/29 12/6 12/13 12/20 1/10 1/17 1/24
- 講座回数
- 14
- 時間
- 14:50~16:20
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 28,000円
- 定員
- 20
- その他
- ※受付開始日8月22日 ~
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
シルクロードは物品の交易路のみならず、ユーラシア(ヨーロッパ=アジア)を貫く文化の交通路です。これを通ってイランの文物が正倉院へ来たことは周知でも、同じ東大寺の修二会と古代イランの宗教の結びつきを知る人は少数です。ゾロアスター教自体が日本人にはなじみ薄く、中近東で成立しながら専ら中央アジアで流行したマニ教やネストリウス派キリスト教といった死滅した宗教は尚更そうです。インド仏教がシルクロードを通って日本へ伝わったのは常識でも、弥勒はガンダーラでの信仰成立当初から菩薩ではなくブッダであり、広隆寺(太秦)の国宝第1号は弥勒ではなく観音の系譜に属する、と言えば非常識と誹られるでしょう。こうした知られざるシルクロードの宗教・文化史を、講師が実地調査で新発見の資料群を含む画像を多用して解説します。
講座内容:学期完結
講座内容:学期完結
講師陣
名前 | 藤原 達也 |
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肩書き | 本学非常勤講師 |
プロフィール | 慶應義塾大学文学部史学科卒、同大学院民族学考古学専攻博士課程単位取得退学。インド=イラン境界域(パキスタン・アフガニスタン)を主フィールドとする歴史・考古・図像学研究が専門。同地域での少数民族の宗教人類学研究を含め、トルコ、中央アジア、東南アジア、インドネシア等でのフィールドワーク多数。共著『クロニック世界全史』(講談社)、『原インドの世界』(東京美術)、『古代オリエント事典』(岩波書店)、『仏教美術事典』(東京書籍)、『太陽神の研究』『生と死の神話』(ともにリトン)他、ガンダーラ関係の論文も多数(「ブッダの帰還:ガンダーラにおける仏像の起源について」、本学・死生学研究所年報2012所収、等々)。 |