講座詳細情報
申し込み締切日:2016-03-23 / 心理 / 学内講座コード:112
神話と物語に見る死生学の課題A
- 開催日
- 5月13日(金)~7月22日(金)
- 講座回数
- 10
- 時間
- 13:10~14:40
- 講座区分
- 通年
- 入学金
- -
- 受講料
- 20,000円
- 定員
- 20
- その他
- ※受付開始日3月1日 ~
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
「死生学」という新しい試みは、現代の死の状況に対する批判的問いかけと、過去の死の文化の研究との往還の中で形成されました。死生学は現代の死の歪みを指摘し、人間が希望とともに死を受容していく可能性を模索してきました。その意義は明らかですが、しかし死の受容可能性を強調したことで、当事者が抱える死の恐怖を矮小化しその孤独感を強めてしまった面もあります。この点を是正し、死に向かう当事者、家族、医療者のよりよい協働状態を探求することが死生学の新たな課題といえましょう。本講義では、「死の神話」と「死の物語」に表された過去の死の理解を参照しながら、死生学の課題を再考していきます。
講座内容:年度完結
講座内容:年度完結
講師陣
名前 | 北沢 裕 |
---|---|
肩書き | 本学非常勤講師 |
プロフィール | 1967年生まれ。2005年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。2011年より東京大学大学院医学系研究科客員研究員。2002年より東洋英和女学院大学非常勤講師(「宗教思想史」担当)。著書に「死生学の役割―死の受容モデルの検討」『死生学年報』2号、東洋英和女学院大学死生学研究所(2006年)、「異世界文学の系譜」山中弘、松村一男編『神話と現代』リトン(2008年)、「死者の存在認識の考察―死生学と医療の協働にむけて」『死生学年報2014』、東洋英和女学院大学死生学研究所(2014年)など。 |