講座詳細情報
申し込み締切日:2015-09-14 / 日本史 / 学内講座コード:220
沖縄のぐすくと聖域━沖縄の世界遺産の物語━
- 開催日
- 10/7 10/14 10/21 10/28 11/11 11/18 12/16 1/6 1/13 1/20 1/27 2/10
- 講座回数
- 15回
- 時間
- 水13:10~14:40
- 講座区分
- 通年
- 入学金
- -
- 受講料
- 30,000円
- 定員
- 30
- その他
- ※受付開始日8月24日 ~
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
沖縄には世界遺産に登録された琉球王国時代の遺跡があります。その遺跡は一見変わった様子をしています。その理由の一つは沖縄がかつて琉球王国という独立国家だったからです。琉球王国は独自の文化と信仰を持っていました。講師は琉球王国時代に編纂された、『おもろさうし』(「おもろ」と称するウタを集成した冊子)を研究しています。『おもろさうし』の中には世界遺産となっているぐすく(城)や聖域をうたったおもろがあります。沖縄の九か所の世界遺産(首里城公園、園比屋武御嶽石門、玉陵、座喜味城跡、中城城跡、斎場御嶽、識名園、勝連城跡、今帰仁城跡)の中でおもろに取り上げられている場所についてはおもろに親しみ、他の場所については詳しい解説を通して琉球の歴史や信仰、民俗に親しむことを講座の目的とします。
講座内容:年度完結
講座内容:年度完結
講師陣
名前 | 福 寛美 |
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肩書き | 法政大学兼任講師 法政大学沖縄文化研究所兼任所員 |
プロフィール | 講師は琉球文学、神話、民俗学を専攻しています。琉球文学では『おもろさうし』や琉歌の研究、神話では日琉の神話、民俗学では沖縄のシャーマンの研究をしています。著書には『夜の海、永劫の海』(新典社)、『うたの神話学』(森話社)、『琉球の恋歌』(新典社)、『喜界島・鬼の海域』(新典社)、『ユタ神誕生』(南方新社)、『『おもろさうし』と群雄の世紀』(森話社)などがあります。講座ではぐすくや御嶽(聖域)などからなる世界遺産について述べますが、そのような場は沖縄のシャーマンにとって祈願の対象でもあります。ぐすくや御嶽で祈る人々の心性についても講座で考察していきたいと思います。 |