講座詳細情報
申し込み締切日:2015-09-14 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:216
『吉利支丹(キリシタン)物語』(1639年)を読む
- 開催日
- 10/9 10/16 10/23 10/30 11/13 11/20 12/18
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 金13:00~14:30
- 講座区分
- 通年
- 入学金
- -
- 受講料
- 20,000円
- 定員
- 20
- その他
- ※受付開始日8月24日 ~
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
『吉利支丹物語』は1639(寛永16)年に出版された「排耶書」の代表的な文献です。もともと反キリシタンキャンペーンのために作成されましたが、興味深いことに、キリスト教の伝来から島原の乱までの、いわゆる「キリシタンの世紀」の史実を比較的忠実に踏まえ、教会内部やキリスト教教義なども的確に記述されています。今回、本書をテキストとして、近世初頭の日本社会において、キリスト教(教会、教義、キリスト教徒、キリスト教国などを含む)がどのようにとらえられたか、さらに何故キリスト教は排除されたか、について国内外の諸事情(宗教、社会、文化、政治など)を考え合わせ、総合的に検討する予定です。適宜、南蛮屏風や南蛮美術品、教会音楽なども利用するつもりです。
講座内容:年度完結
講座内容:年度完結
講師陣
名前 | 岸野 久 |
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肩書き | - |
プロフィール | 立教大学大学院日本史専攻博士課程修了。文学博士。1970-73年スペイン(2年)、ポルトガル(1年)留学。1992-93年イタリア(1年)留学。元桐朋学園大学短期大学部教授。30年来ザビエル研究に取り組み、目下「ザビエル学」を構築中。著書:『西欧人の日本発見−ザビエル来日前日本情報の研究』・『ザビエルと日本−日本開教期の研究』・『ザビエルの同伴者アンジロー−戦国時代の国際人』(以上、吉川弘文館)、共著『キリシタン教理書』(教文館)、共訳書『イエズス会と日本(二)』(「大航海時代叢書」?−7、岩波書店)ほか。 |