講座詳細情報
申し込み締切日:2015-09-14 / その他教養 / 学内講座コード:107
マルコ福音書のテキスト分析
- 開催日
- 10/6 10/13 10/20 10/27 11/10 11/17 12/15
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 火13:10~14:40
- 講座区分
- 入学金
- -
- 受講料
- 20,000円
- 定員
- 20
- その他
- ※受付開始日8月24日 ~
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
マルコ福音書はペトロがローマの信徒たちに語った福音(=「地上に神の国が広がっていっている」証)を資料にして書かれたものであり(エウセビオス『教会史』)、その中に「イエス資料」と呼べるようなものがあったことは確かですが、それが全てなのではありません。ペトロがエルサレム教会やガリラヤ教会を拠点にして行った、布教伝道の記録と考えなければならないものも数多くあります。布教伝道の成功こそ福音(=「地上に神の国が広がっていった」証)に他ならなかったからです。
この講座はマルコ福音書の本文をマタイ福音書やルカ福音書の本文と比較しながら精密に読むことによって、個々の記事の性質やテキストの由来を明らかにし、紀元三十年前後にパレスチナに生きた預言者イエスの姿を浮かび上がらせることを目的とします。
講座内容:学期完結
この講座はマルコ福音書の本文をマタイ福音書やルカ福音書の本文と比較しながら精密に読むことによって、個々の記事の性質やテキストの由来を明らかにし、紀元三十年前後にパレスチナに生きた預言者イエスの姿を浮かび上がらせることを目的とします。
講座内容:学期完結
講師陣
名前 | 万沢 正美 |
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肩書き | 東京都立大学名誉教授 |
プロフィール | 東京大学法学部卒。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了(文学修士)。ボン大学、コンスタンツ大学留学、エアランゲン大学で研修、東京都立大学在職中から、文献解釈学の手法を用いて「福音書」を読み解く作業を続けている。著書:『ヨハネの修辞-第四福音書の文献解釈学的読解』(2009年アピアランス工房) 訳書:ラウスベルク,H.『文学修辞学-文学作品のレトリック分析』(2001年東京都立大学出版会)。クインティリアーヌス,M.F.『弁論家の教育』(知泉書館)を出版の予定。 |