大学公開講座のセカンドアカデミー

　アベノミクスに足りないものは責任（応答）倫理（マックス・ウェーバー）である。近代経済学の発展にはこの倫理観が生きていた。それはイエスの「山上の説教」を始めとするマタイ福音書の五大説教に要約される。
　’15年度は’14年度と同じタイトルではあるが、下記の?に続く?以下を中心に講座を進めて行くつもりである：
?利己心と利他心はどうすれば調和するのか
?職業倫理と使命に生きるには
?望みなき時こそ必要な力
?弱者への視点と生き甲斐について
?終わりへの準備（人生のエンディング）
　各項目は独立しているので、新しく受講する方にも参加し易く、理解を頂けるよう配慮したい。

講座内容：年度完結

名前	陶山　義雄
肩書き	本学名誉教授
プロフィール	東京神学大学卒業後、ニューヨーク・ユニオン神大学院で新約聖書学（STM）、コロンビア大学院で宗教文献学（MA）を修了。日本基督教団牧師（高井戸教会、代々木上原教会）。主な著書：『イエスをたずねて』（神教出版社）、『ヘンデル・メサイア～心に響く言葉と音楽・癒しのメッセージ』（ヨベル）。福音書と古代文献を介して、歴史のイエスを再構成する研究に携わってきたが、現代社会の諸問題にイエスがどう応えるかを想定しながら、イエスの言葉と働きについて共に見つめたい。趣味は宗教音楽で本学の聖歌隊・オーケストラ部を立ち上げた。