講座詳細情報
申し込み締切日:2019-06-15 / 文学:日本史:芸術・文化
天平二年初春令月~梅を愛でる萬葉の宴~
- 開催日
- 2019/06/15
- 講座回数
- 1
- 時間
- 10:40~12:10
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- -
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
令和の元号が採られた『萬葉集』梅花の歌三十二首の序文の次にはどのような歌の世界 が広がっているのでしょうか。厳冬に春の訪れを告げる梅の花を愛でるのはいつの時代 も変わらぬ喜びでした。梅は『萬葉集』に119例あり、特に貴族に賞美された花でした。宴に集う人々は梅の花を客人に見立て、枝を髪に挿したり、鶯の鳴き遊ぶ様を歌います。宴の席には、山上憶良もいました。大伴旅人は、梅の花を雪に喩えています。梅に鶯、雪と花を取り合わせる趣向は平安朝の和歌にも継承されていきます。およそ1300年前に大宰府で梅の花を詠んだ人々の心を想像してみましょう。
備考
※定員に達した時点で受付を締切ります。
講師陣
名前 | 烏谷 知子 |
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肩書き | 昭和女子大学 日本語日本文学科 教授 |
プロフィール | 『古事記』の神話・説話、天照大御神や倭建命伝承などを中心に上代文学を研究する。上代文学会、古事記学会所属。『上代文学の伝承と表現』(おうふう2016.6刊)で、第34回日本歌謡学会志田延義賞受賞。2017年に國學院大學で博士(文学)取得。 |