大学公開講座のセカンドアカデミー

普段意識せずに繰り返す呼吸。しかし呼吸はただ酸素を取り入れ二酸化炭素を排出するだけではなく、発話、コミュニケーション、そして自分の感情にも反映されます。生きるために重要な機能でありながら、実は社会的相互関係、信頼関係を築く上で大切なツールでもあります。現在の研究で分かってきた呼吸のヒントを知り、呼吸をいかに身体からアプローチし、そして心の状態からコントロールするかを元アナウンサーであり、多くの大企業で「コミュニケーション」「自己表現」の人材育成研修に取り組んできた講師と共に楽しく、実践しながら学んでいきます。またマスク着用時の発話法、リモートを介した会議などでのコミュニケーション法のヒントも学んでいきます。

◆対象
・コミュニケーションを苦手とする方
・人前で話すことを苦手とする方
・滑舌が悪いと感じている方
・呼吸が浅いと感じている方

※この講座は、オンラインでも受講可能です。
講座開講前に受講方法(対面・オンライン)のアンケートを送付いたしますのでそちらにご回答ください。

◆講座スケジュール
第1回 2023/10/05(木) ・呼吸のしくみ　・呼吸と感情のつながり　・いろいろな場面の呼吸を捉える
第2回 2023/10/12(木) ・語る呼吸の実践 　・呼吸をし易くするストレッチ法　・呼吸を変えるとこんなに違う?
第3回 2023/10/26(木) ・コミュニケーションとは
第4回 2023/11/02(木) ・コミュニケーション力アップ 呼吸、言葉、しぐさの基本　・滑舌を良くしたいなら、発話訓練法　・もしあなたがアナウンサーなら!

◆一般目標(GIO)
コミュニケーションを円滑にする呼吸、話し方、しぐさを知る。

◆評価方法
出席率により評価する

◆特記事項
・最少催行人数に達しなかった場合は、中止となる場合がございますので、ご了承ください。

◆教材(教科書、推奨参考図書、プリント等)
当日資料を配布

　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	政岡 ゆり
肩書き	昭和大学医学部生理学講座生体調節機能学部門 准教授
プロフィール	香りと呼吸が脳内に深く関わることを研究する香りのスペシャリスト。 医学部基礎研究室にて呼吸と情動について研究を進める。呼吸-情動の関連性を脳科学から検証し、呼吸を変化させることで自分の感情や人との関わり方が変化することを示す。不安と呼吸の研究は、小学校の保健の教科書に組み込まれる(2020年、光文書院)。女性誌ミセスにて料理研究家とのコラボレーション「子どものための香りと味のワークショップ」掲載。現在、嗅覚からアプローチする認知症予防の解明に取り組んでいる。2018年MRI学会にて学会長賞を受賞。ためしてガッテン「あなたは大丈夫?鼻の力」で取材対応(2017年)。2022年呼吸を視覚化したアートで第11回ものづくり文化展にてProject SEE MEDICINEが優秀賞受賞。社会に求められる研究に力を入れる。主な出版物「呼吸リズムと情動」 (脳神経内科 特集II/呼吸の謎)、「香りと情動」(朝倉書店)、「調息 ―心と呼吸の関わりからの検討―」(株式会社メディカルビュー)。他英文雑誌掲載多数。

名前	今井 登茂子
肩書き	株式会社 TJコミュニケーションズ「ともこ塾」主催
プロフィール	立教大学文学部卒業後TBS入社。アナウンサーとして数々の著名人へのインタビューやスポーツ番組の実況、司会を務める。初代お天気お姉さんとしてもお茶の間に親しまれ、担当番組最高視聴率40%を記録。ニュースキャスター安藤優子氏を世に送り出すなどその実績が注目される。1987年株式会社TJコミュニケーションズ「とも子塾」を設立。1988年、放送貢献者に送られるゴールデンマイク賞を受賞。伊藤忠テクノソリューションズ、資生堂、東芝、丸井、日本女子ゴルフ協会、日本秘書協会など「コミュニケーション」「自己表現」の人材育成研修に携る。現在は、企業研修、講演活動、日本経済新聞での連載コラム執筆など、幅広く活動中。主な著書に「きちんとした日本語の話し方」「仕事もできて好かれる女性50のルール」「これだけは知っておきたい社会人の基本」他