大学公開講座のセカンドアカデミー

『吾妻鏡』は鎌倉時代後期に編集された鎌倉幕府の歴史を和風漢文で記述した書物です。この授業では、8回にわたって、源氏の旗挙げから、源頼朝が征夷大将軍になるまでの鎌倉幕府の成立過程を、『吾妻鏡』を読みながらたどっていきたいと思います。毎回の授業ではプリントの pdfファイルをメールで配布し、主として相模を舞台として活躍した東国武士たちが描かれている部分の原文と現代語訳を載せて解説を行います。この授業を通じて皆様の郷土に対する理解が深まることを期待いたします。主要参考文献：五味文彦・本郷和人『現代語訳吾妻鏡』１～５（吉川弘文館）、石井進『鎌倉幕府』（中公文庫）、山本幸司『頼朝の天下草創』（講談社学術文庫）、高橋典幸『源頼朝』（山川出版社）等

【講座日程・講座内容】
9月24日　頼朝の挙兵
10月1日　東国政権の成立
10月8日　寿永二年十月宣旨
10月15日 頼朝とその娘
10月22日 頼朝と義経
10月29日 日本第一の大天狗
11月12日 いいはこつくろう鎌倉幕府
11月19日 いいくにつくろう鎌倉幕府

名前	犬飼 智
肩書き	相模女子大学非常勤講師
プロフィール	東京大学文学部卒、同大学院単位取得退学。文学修士、日本中世史専攻。共著『中世の村落と流通』（吉川弘文館）等。