講座詳細情報
申し込み締切日:2021-05-17 / 文学:その他教養
ファンタジーの白眉・泉鏡花『夜叉が池』を読む
- 開催日
- 5月29日、6月5日、6月12日、6月19日、6月26日、7月3日(土曜日)
- 講座回数
- 全6回
- 時間
- 10:00~11:30
- 講座区分
- その他
- 入学金
- -
- 受講料
- 9,000円
- 定員
- 60
- その他
- ※テキストとして、泉鏡花『夜叉が池 天守物語』(岩波文庫)を各自、購入してください。
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
みなさんは、泉鏡花作『夜叉が池』という戯曲作品を読んだことがありますか?
竜神の棲む夜叉が池。そこから流れる川のほとりに暮らす夫婦は、毎日、きまって三回、竜神に届くように鐘を撞く。そうしなければ、大洪水が起きて麓の村が水に沈んでしまうという言い伝えがあるからだ。夫婦は律義に鐘を撞き続けるが、伝承を信じない勝手な村人たちとの対立が起きて・・。
あの世とこの世、人間と動植物、過去と現在、夢と現実・・・すべての境目があいまいな、鏡花特有の幻想的世界に一緒に遊んでみませんか。あまり専門的にならず、分かりやすく楽しんで読んでいけるようにしたいと思っています。
【講座日程・講座内容】
5月29日 境目のない世界―近代化以前の私たちのこころ
6月 5日 あの世とこの世をつなぐ鐘
6月12日 夜叉が池の眷属たちと、唄の力
6月19日 恋―循環する時間
6月26日 近代(人間中心のこころ)VS 前近代(自然に宿る神々とつながるこころ)
7月 3日 『夜叉が池』のもつ神話構造
竜神の棲む夜叉が池。そこから流れる川のほとりに暮らす夫婦は、毎日、きまって三回、竜神に届くように鐘を撞く。そうしなければ、大洪水が起きて麓の村が水に沈んでしまうという言い伝えがあるからだ。夫婦は律義に鐘を撞き続けるが、伝承を信じない勝手な村人たちとの対立が起きて・・。
あの世とこの世、人間と動植物、過去と現在、夢と現実・・・すべての境目があいまいな、鏡花特有の幻想的世界に一緒に遊んでみませんか。あまり専門的にならず、分かりやすく楽しんで読んでいけるようにしたいと思っています。
【講座日程・講座内容】
5月29日 境目のない世界―近代化以前の私たちのこころ
6月 5日 あの世とこの世をつなぐ鐘
6月12日 夜叉が池の眷属たちと、唄の力
6月19日 恋―循環する時間
6月26日 近代(人間中心のこころ)VS 前近代(自然に宿る神々とつながるこころ)
7月 3日 『夜叉が池』のもつ神話構造
講師陣
名前 | 吉田 麻子 |
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肩書き | 相模女子大学・東海大学・学習院女子大学非常勤講師 |
プロフィール | 専門は日本文学・日本近世思想史など。博士(文学)。 これまで主に、前近代における奇談や怪談、死生観についての考察を深めている。 著書に『平田篤胤―交響する死者・生者・神々―』(平凡社新書)、『あの世とこの世のあいだ』(新潮新書・谷川ゆに名義)などがある。 |