大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
ワイマール時代に公開された2本のドイツ映画が、世界を震撼させました。その作品の名は『カリガリ博士』(1920)と『ドクトル・マブゼ』(1922)。前代未聞の傑作犯罪映画は時間と国境を越え、無数の変種を生み出し、映画観客を魅了してきました。2人の博士をめぐる奇ー怪ー、天地驚愕、疾風怒濤の映画史の旅をお楽しみください。
【参考上映あり】

【講座スケジュール】
1 2023/05/13(土) 奇っ怪博士、現る! ～『カリガリ博士』(1920)の衝撃～
2 2023/05/27(土) 悪の系譜 ～『ジゴマ』(1911)から『ドクトル・マブゼ』(1922)へ～ 9時20分開始
3 2023/06/10(土) 空洞化する中心 ～『怪人マブゼ博士』(1933)と支配のネットワーク～
4 2023/06/17(土) 半透明のカーテンのむこうがわ ～マブゼ的存在とその継承～
5 2023/07/01(土) デボラ・カーの美しき瞳に映る魔 ～女性ゴシック映画の系譜～
6 2023/07/08(土) 精神病棟のあの長い廊下で ～精神疾患とその治療をめぐる映画史～
7 2023/07/15(土) 悪夢のごとき過去を逃れて ～修正される記憶と映画史的記憶～ 9時30分開始

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。

　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	谷内田 浩正
肩書き	文芸学部准教授
プロフィール	専攻:英語圏文学研究、映画研究、ポピュラーカルチャー研究 映画とバレエと音楽をこよなく愛する英文学者。昨年は年間350本を超える作品を、映画館のスクリーンで鑑賞した映画狂。主な業績は『思考の最前線』(水声社)、『ターミナル・エヴァ』(水声社)、『フランケンシュタインの影の下に』(国書刊行会)ほか。