講座詳細情報
申し込み締切日:2023-11-13 / 宗教・哲学:日本史:世界史 / 学内講座コード:AP-23017-B
『涅槃経』を読む-ブッダ最期の物語-
- 開催日
- 2023年11月17日(金)~2024年2月9日(金)
- 講座回数
- 全4回
- 時間
- 11:00~12:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 7,920円
- 定員
- 100
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
釈迦の入滅は、歴史的に存在するブッダ(釈迦)の意義を無化しました。
例えば、ブッダの誕生・成道・初転法輪といったブッダの事蹟は、ブッダの実在性を前提としています。しかし、入滅はそのブッダの存在をおおきく変容させる事件でありました。これによって仏教は、ブッダ在世当時とは位相を違えて生きることになります。
ブッダの入滅を説く『涅槃経』は、教法の伝承と仏塔の継承を伝えています。経典のみならず、抽象化された理念(教法)と具象化された継承(仏塔)は、互いに影響しあいながら、ひとつの歴史(仏教史)を形成していくことになりました。
本講座では、『涅槃経』をひもときながら、「涅槃」が意味するもの、ブッダの遺骨(舎利)をおさめた仏塔の変遷、一切衆生までが「涅槃」を求めることについて学んでいきます。
皆さんと一緒に仏教のひとつの歴史を探訪しましょう。
例えば、ブッダの誕生・成道・初転法輪といったブッダの事蹟は、ブッダの実在性を前提としています。しかし、入滅はそのブッダの存在をおおきく変容させる事件でありました。これによって仏教は、ブッダ在世当時とは位相を違えて生きることになります。
ブッダの入滅を説く『涅槃経』は、教法の伝承と仏塔の継承を伝えています。経典のみならず、抽象化された理念(教法)と具象化された継承(仏塔)は、互いに影響しあいながら、ひとつの歴史(仏教史)を形成していくことになりました。
本講座では、『涅槃経』をひもときながら、「涅槃」が意味するもの、ブッダの遺骨(舎利)をおさめた仏塔の変遷、一切衆生までが「涅槃」を求めることについて学んでいきます。
皆さんと一緒に仏教のひとつの歴史を探訪しましょう。
講師陣
名前 | 井上 陽 |
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肩書き | 相愛大学人文学部准教授 |
プロフィール | 専門はインド仏教。紀元前5世紀から後7世紀末まで、インドにおける仏教の思想的・歴史的な変遷について、文献資料だけでなく美術・考古資料とともに研究。 「仏牙舎利攷」「仏教における〈死〉」「インド及びその周辺地域出土銘文の〈衆生〉について」など論文多数。 |