講座詳細情報
申し込み締切日:2023-06-19 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:OLー23012
ヘンリー・ソローの『森の生活』 ー哲学的な問いを中心にー
- 開催日
- 2023年5月26日(金)~2023年7月2日(日)
- 講座回数
- 1
- 時間
- 0:00~24:00
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 1,320円
- 定員
- 100
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
19世紀後半に、それまでヨーロッパの伝統の影響下にあったアメリカで、独自の思想が芽生えていきました。今日のアメリカの文化を理解するうえでも、この時期に形づくられた思想は重要な手掛かりを与えてくれます。そして、この時期に活躍した代表的な思想家・作家のひとりに、ヘンリー・ソロー(Henry David Thoreau, 1817~1862)がいます。この講義では、彼の主著である『森の生活 ウォールデン』(Walden :or, the Life in the Wood)を取り上げ、後の環境思想などにも大きな影響を与えたこの著作の哲学としての側面を考察していきます。哲学の重要な要素が問いを立てることであるならば、『森の生活』はどのような問いを立て、その問いに対してどのような答えを示しているのでしょうか。このような観点から、考察をしていきたいと思います。
講師陣
名前 | 佐ー木 崇 |
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肩書き | 龍谷大学非常勤講師 |
プロフィール | 京都大学大学院文学研究科思想文化学専攻博士課程修了。文学博士。 龍谷大学等非常勤講師 論文に「クワインの存在論の枠組み」(『科学哲学』35ー2、2002年所収)、「 夏目漱石とウィリアム・ジェイムズ : 「文芸の哲学的基礎」を中心に」、(京都大学文学部哲学研究室紀要 : Prospectus、Marー2010、13号所収)など 訳書にチャールズ・テイラー『今日の宗教の諸相』(岩波書店、2009年)、クリストファー・フックウェイ『プラグマティズムの格率』(春秋社、2018年)など |