講座詳細情報
申し込み締切日:2023-06-09 / 日本史 / 学内講座コード:APー23005ーB
古典落語に潜む史実ーもうひとつの日本史ー【オンライン受講】
- 開催日
- 2023年6月14日(水)~2023年7月5日(水)
- 講座回数
- 4
- 時間
- 15:15~16:45
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 7,920円
- 定員
- 100
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
落語といえば、笑わせてナンボの作り話だと誤解されているようです。しかし、古典落語の史層には、その噺が作られた幕末・明治期のリアルな思想や風俗などが横たわっています。
ある落語では桶屋職人の息子が、のちに町奉行所の与力になります。江戸時代には「士農工商」という厳しい身分があったと教え込まれた世代には首を傾げる設定です。しかし、そのような事実はなかったので、21数年前に教科書から「士農工商」は削除されました。教科書より、落語が正しかったのです。また、ある軽口噺には「弘法大師の時代の尿瓶(しびん)だ」というセ?
ある落語では桶屋職人の息子が、のちに町奉行所の与力になります。江戸時代には「士農工商」という厳しい身分があったと教え込まれた世代には首を傾げる設定です。しかし、そのような事実はなかったので、21数年前に教科書から「士農工商」は削除されました。教科書より、落語が正しかったのです。また、ある軽口噺には「弘法大師の時代の尿瓶(しびん)だ」というセ?
講師陣
名前 | 高島 幸次 |
---|---|
肩書き | 大阪天満宮文化研究所員・龍谷大学REC顧問 |
プロフィール | 1949年大阪生。龍谷大学大学院修士課程修了。日本近世史を専攻。 大阪大学招聘教授、追手門学院大学客員教授などを歴任。 主な著書に『奇想天外だから史実ー天神伝承を読み解くー』(大阪大学出版会)、『上方落語史観』(140B)、『古典落語の史層を掘る』(和泉書院)。 |