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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-02-13 / 日本史:世界史 / 学内講座コード:OL-21053-3

魏志倭人伝再検討 -邪馬台国への道は1万2千里あったのか-

主催:龍谷大学 龍谷エクステンションセンター(REC)龍谷大学 オンライン(京都府)]
問合せ先:龍谷大学 龍谷エクステンションセンター TEL:075-645-7892
開催日
2023年1月27日(金)~2023年2月26日(日)
講座回数
1
時間
0:00~24:00
講座区分
1回もの 
入学金
 - 
受講料
1,320円
定員
100
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

魏志倭人伝によれば、帯方郡から女王卑弥呼がいる邪馬台国までの距離が当時の1万2千里あるという。魏晋時代の度量衡は現代と異なるが、当時の1万2千里は現在の5000㎞以上にあたります。帯方郡土城遺跡は現在の朝鮮半島西海岸、ソウルと平壌の間にあるため、如何なる海路と陸路を利用しても5000㎞以上にはならないと思います。また、対馬国から邪馬台国への進む方向は基本的に南か東南と書いており、常識的に考えると現在の台湾一帯の海域までいくことになり、同伝にも会稽、東冶の東に当たり、物産はさらに南の海南島と同様であると書いているなど、邪馬台国領土の広さを誇示する意図があったと考えられます。このような大国が魏と同盟関係にあるということは、魏が敵対国である呉に対する絶好な宣伝攻勢手段と読み取れます。一方、邪馬台国は28の連盟国を従え、卑弥呼の列島諸国の統合を更に進めていく姿勢が見られるが、兼ねてから仲の悪い狗奴国との争いにおいて、魏の対倭外交政策の両立性が窺われます。

講師陣

名前 徐 光輝
肩書き 龍谷大学国際学部教授
プロフィール 中国考古学と東アジア古代文化交流史専攻。「魏志倭人伝の里程問題について」、『東北アジア古代文化論叢』、「山東地方の北朝時代の丈八仏像について」などの論文や編著があります。
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