大学公開講座のセカンドアカデミー

無縁社会の中で、喪失による悲嘆に苦しんでいる人々が大勢います。自分の心の痛みは誰も理解できないと決め付け、孤立化していきます。しかし、心の痛みを他者と分かち合うことで痛みが軽減され、さらに死者からの贈り物に気づくと、新しい人生への希望が湧き上がり、後押しされているような気持ちになります。この講座は、人生再生のための意味探求の旅を支援できるようにしています。
また講座修了者は、地域等で開かれている集いにボランティアとして参加できます。

【講座スケジュール】
1. 5/7(土) 10:30～12:00 グリーフケア入門　―　死別の悲嘆の理解　（水野）

2. 5/14(土) 10:30～12:00 人間は一人では生きられない　（水野）

3. 5/21(土) 10:30～12:00 一人では抱えきれないグリーフもある　（鈴木）

4. 5/28(土) 10:30～12:00 グリーフの課題と取り組む　―　安心感を取り戻すために　（鈴木）

5. 6/4(土) 10:30～12:00 ワーク　１　―　人生を形作るストーリー　（生田）

6. 6/11(土) 10:30～12:00 成長志向のグリーフワーク　―　死別に意味を求めて　（鈴木）

7. 6/18(土) 10:30～12:00 ワーク　２　―　例外と工夫からオルタナティブ・ストーリーを作る　（生田）

8. 6/25(土) 10:30～12:00 スピリチュアルケア　（水野）

【主たる受講対象者】
一般市民・喪失体験者・看護師・介護士・カウンセラー等

【テキスト】
『愛する者の死とどう向き合うか』　カール・ベッカー編著　山本佳世子訳　　1,995円（税込）
『＜大切なもの＞を失ったあなたに』　ロバート・A・ニーメヤー著　鈴木剛子訳　2,415円（税込）

名前	水野　治太郎
肩書き	麗澤大学名誉教授　　東葛・生と死を考える会代表
プロフィール	臨床人間学専攻。喪失体験者を中心に、支援方法を探究。18年間にのべ2千名以上の人々に向き合ってきた。

名前	鈴木　剛子
肩書き	グリーフカウンセリング・センター（GCC）代表
プロフィール	カナダ、キングス大学にて死生学と悲嘆学の専門課程修了。現在は都内でGCCを主宰。認定グリーフカウンセラーを輩出している。

名前	生田　かおる
肩書き	横浜国大留学生センター非常勤カウンセラー、青山学院大学・産業能率大学非常勤講師
プロフィール	ワシントン家族療法研究所集中コースを修了し、北オランダ心理療法研究所非常勤カウンセラーとして活躍後、現在は横浜国立大学留学生センター・非常勤カウンセラー、青山学院大学・産業能率大学等の非常勤講師。