大学公開講座のセカンドアカデミー

心身ともに健康でありたいというのは、万人の願いです。それゆえ健康を維持・増進する方策について、さまざまな立場からの多くの理論や実践法が出されています。
本講座では「健康心理学」の立場からこの課題にアプローチしますが、取りあげるテーマは次の通りです。“孤族”の時代とも言われるように、人間関係が希薄な現代社会の中での「つながり」の重要性、「笑い」や「愛」の力が健康に大きな力を及ぼしている諸事例、また激しい競争社会の中でのストレス対処法、高齢社会における老年期の健康問題などです。これらは人間が身体的、精神的、社会的に健康であるためには極めて重要なテーマです。この講座を通して、皆さんの健康の一助になることを願っています。

【講座スケジュール】
1. 5/16(月) 10:30～12:00 健康の心理学　（久保田）
健康心理学の課題と目標、そして「本当の健康」とは何かについて学びます。

2. 5/23(月) 10:30～12:00 人生を豊かに生きるため――笑いの効用―― （須永）
人間に特有な「笑い」をセルフコントロールの視点で捉え、日常生活での活かし方を考えます。

3. 5/30(月) 10:30～12:00 “つながり”と生きがい感　（宍戸）
人間関係や地域における“つながり”が希薄化している中で、その解決の糸口として地域学習・活動を事例をもとに考えます。

4. 6/6(月) 10:30～12:00 愛の力と健康 　（武田）
生活習慣病、がん、うつ病などは、実は愛の欠乏によって発症するケースが多々あります。愛の力から本当の健康を学びましょう。

5. 6/13(月) 10:30～12:00 ストレスと健康　（北見）
ストレスの仕組みと対処法について学ぶとともに、日常生活で生かせるような実践的スキルの修得を目指します。

6. 6/20(月) 10:30～12:00 高齢者の暮らしと健康　（久保田）
心身の諸機能の衰退に伴う高齢者の暮らしには多くの問題がありますが、特に老年期の健康について学びます。

※プリント(レジュメ)配布あり

名前	久保田　圭伍
肩書き	桜美林大学名誉教授
プロフィール	桜美林大学名誉教授。1963年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。 日本健康心理学会理事、日本トランスパーソナル心理学/精神医学会理事など。

名前	武田　一
肩書き	桜美林大学健康福祉学群准教授
プロフィール	筑波大学大学院体育研究科健康教育学専攻修士課程修了。

名前	須永　久恵
肩書き	専門健康心理士
プロフィール	桜美林大学大学院健康心理学修士課程修了。伊那市美和診療所保健福祉課「心の相談室」相談員。

名前	宍戸　佳子
肩書き	桜美林大学健康心理・福祉研究所員
プロフィール	相模原市青少年相談員。スタンフォード大学でコミュニティワークを学び帰国後、地域でコミュニティワークを行う。

名前	北見　由奈
肩書き	桜美林大学非常勤講師、博士（学術）
プロフィール	専門健康心理士。　就職活動におけるストレス、楽観性、人生における意味・目的意識などを研究。