大学公開講座のセカンドアカデミー

「俳句」は、五、七、五の音節からなる日本語の定型詩で世界最短の詩です。「庶民の娯楽」「座の文芸」とも言われ、五、七、五の韻律と「季語」「切れ」によって、心の感動や風景を表現します。国内俳句人口は1,000万人とも言われ、最近は老若男女や、特に若い世代、外国人に俳句を楽しむ人が増えています。本教室は基本を学びつつ、皆で賑やかに行う「句会」や、講師による「全員の全句を添削」といった「俳句の実作」を通じた面白く楽しい講座です。「上手・下手」という基準ではなく「いきいき・私らしい」句が詠めるようになることを目指します。　俳句は、日々の暮らしを活き活きと心豊かなものにする特効薬です。

【講座日程】
4/28, 5/12, 5/26, 6/9, 6/23

【受講生の皆さんの作品】
春遠し帰国できない旅の鳥
.加藤春佳
..春めくや調子はづれのオルゴール
.慶松泉
..初日の出辺野古の海の静まりて
.大竹宮子
..強くなれるような気がしてマスクする
.横山由紀子
..秋葉原歩行天再開春の町
.三上美弥
..つり革の右に左に春の暇
.清水久世
..はみ出した手足の長さ卒業す
.やまぎしこまち
..初詣諭吉一葉宙を舞ひ
.中村良子

名前	岡本　久一
肩書き	俳句誌『とらいあんぐる』主宰　現代俳句協会会員
プロフィール	昭和11年生まれ。愛媛県出身。NHK文化センター俳句教室、JTBカルチャーサロン俳句教室の講師として、俳句指導にあたる。その楽しく丁寧な俳句講義には定評がある。