講座詳細情報
申し込み締切日:2018-02-02 / フランス語:文学 / 学内講座コード:B723
サガン『悲しみよこんにちは』を初級フランス語で読む
- 開催日
- 2018年2月9日(金)~2月23日(金)
- 講座回数
- 3
- 時間
- 10:30~12:10
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 6,300円
- 定員
- 20
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
1954年、フランソワーズ・サガンが18歳で書いたこの作
品はたちまちベスト・セラーになり、映画になった。作家
デビュー後のサガンは、派手な振舞いで若者文化を先導し、
2度の結婚や薬に溺れてスキャンダルにもなったが、2004
年に69歳で死ぬまで繊細で優れた作品を書き続けた。オシャ
レで都会的な少女趣味作家と思われがちだが、実は「現代
の虚無」を書いていたのだ、と小池真理子氏は書いている。
浮気なやもめの父と無邪気なその愛人との気楽なバカン
スに、知的な女性が入り込んでくる。多感な主人公セシル
には若い恋人もいるのだが、父との陽気な暮らしを護ろう
として取り返しのつかない悲劇を巻き起こす。
映画を見ながら洗練された表現、繊細な心の揺れを初級
文法で味わいたい。
品はたちまちベスト・セラーになり、映画になった。作家
デビュー後のサガンは、派手な振舞いで若者文化を先導し、
2度の結婚や薬に溺れてスキャンダルにもなったが、2004
年に69歳で死ぬまで繊細で優れた作品を書き続けた。オシャ
レで都会的な少女趣味作家と思われがちだが、実は「現代
の虚無」を書いていたのだ、と小池真理子氏は書いている。
浮気なやもめの父と無邪気なその愛人との気楽なバカン
スに、知的な女性が入り込んでくる。多感な主人公セシル
には若い恋人もいるのだが、父との陽気な暮らしを護ろう
として取り返しのつかない悲劇を巻き起こす。
映画を見ながら洗練された表現、繊細な心の揺れを初級
文法で味わいたい。
講師陣
名前 | 高頭麻子 |
---|---|
肩書き | 日本女子大学文学部教授 |
プロフィール | 日本女子大学文学部史学科教授。早大第一文学部哲学科卒、同大学院フランス文学専攻博士課程中退。専門はフランス文学・思想。著書に『フランス中世文学を学ぶ人のために』共著、世界思想社)、『名作は隠れている』( 共著、ミネルヴァ書房)、翻訳に『林忠正宛書簡・資料集』(信山社)、マリー・ダリュセック『めす豚ものがたり』(河出書房新社)、同『警察調:剽窃と世界文学』、『待つ女』(藤原書店)など。 |