講座詳細情報
申し込み締切日:2016-11-11 / 文学:日本史:その他教養 / 学内講座コード:B607
夫婦の氏姓と財産の歴史
- 開催日
- 2016年11月18日(金)、11月25日(金)
- 講座回数
- 2
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 4,200円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
日本で夫婦が同じ氏(姓)を名乗ることを定めたのは、明治31年施行の明治民法が最初であり、それ以前は夫と妻はそれぞれ生まれた家の氏を名乗る慣習がありました。また、財産所有についても、中世~近世では妻は夫とは別に自分の財産を所有していたことが確認されますが、明治民法では夫が妻の財産を管理するとしています。明治民法はフランス・ドイツ等の法をもとにして作られており、西欧社会の伝統であった夫婦同姓・同財を取り入れた内容の法典でした。この講座では、明治民法以前の日本の夫婦の氏姓と財産所有について、中世~近世を中心にさまざまな史料を通して考えてみたいと思います。
講師陣
名前 | 菅原 正子 |
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肩書き | 学習院女子大学非常勤講師 |
プロフィール | 学習院女子大学・獨協大学・和光大学非常勤講師。1959年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は日本中世史、文化史。著書に『中世公家の経済と文化』『中世の武家と公家の「家」』『日本人の生活文化〈くらし・儀式・行事〉』(以上、吉川弘文館)、『占いと中世人―政治・学問・合戦』(講談社現代新書)、『日本中世の学問と教育』(同成社中世史選書)がある。 |