大学公開講座のセカンドアカデミー

　コミュニケーションを円滑にするためには、情報の内容や自分の意志を正確に伝えなければなりません。それには、誤解の生じない文章の構成や、正しい敬語表現、慣用表現を身につけておく必要があります。ビジネス文書や、手紙文、メールなど実用的な文章や、目的に合った文章を書くことにより、使用語彙や表現を豊かにする方法を考えていきます。
特に書き言葉、打ち言葉に特化して、相手に対して明確に情報を伝達する表現方法の習得を目指します。１回から３回で、待遇表現のシステム、表記のルールなどについて概説、４回から実際に書かれた文章を提示して解説しながら、文章を書く課題に取り組み、実践的に書き方を学びます。

名前	坂本清恵・一文字昭子
肩書き	日本女子大学文学部教授・日本女子大学文学部非常勤講師
プロフィール	坂本清恵（さかもときよえ） 日本女子大学文学部日本文学科教授。 専門は日本語学（日本語音韻・表記史）。著書に『中近世声調史の研究』笠間書院、『ことばを調べる』玉川大学 出版部。 一文字昭子（いちもんじあきこ） 日本女子大学非常勤講師ほか。専門は日本古典文学（平安時代）。論文に「小野の山里考―尼君庵の変奏―」 「『絵入源氏』の誤謬」（『源氏物語の鑑賞と基礎知識』「夢の浮橋」至文堂）「小野に吹く風―潮廼舎文庫蔵紹巴奥 書本源氏物語の異文から―」（『国文目白』51号）「皇女総覧」（皇女研究会）『瞿麦』各号など。