大学公開講座のセカンドアカデミー

　現在私たちが日常的に使用しているスマートフォンは、実は現在の情報技術の粋が集められた、最先端の情報機器です。バッテリ動作にも関わらず、十数年前のスーパーコンピュータの性能すら凌駕しており、計算能力向上・小型化・低価格化・省電力化といったあらゆる方面における技術開発の成果が込められています。本講座では、スマートフォンを題材とし、その中身がどのようになっているかを調べながら、これまでの情報技術はどのような目標を持って進歩してきたのか、また今どのような状況にあるのか、さらには将来どのような方向へと発展していくのかについて、見ていきたいと思います。

名前	横田裕介
肩書き	日本女子大学理学部准教授
プロフィール	日本女子大学理学部数物科学科准教授。1996年京都大学工学部情報工学科卒業、1998年京都大学大学院工学研究科情報工学専攻修士課程修了、博士(情報学)。京都大学大学院助手、立命館大学講師、准教授を経て、2015年4月より現職。データベース、分散システムを主な研究対象としており、現在はセンサネットワークシステムの研究開発を進めている。