講座詳細情報
申し込み締切日:2014-05-09 / 芸術・文化:その他教養:日本史 / 学内講座コード:A406
能楽水先案内~謡うも舞うも−能の地平を拓くPart2
- 開催日
- 5月14日(水)~5月28日(水)
- 講座回数
- 3
- 時間
- 18:10~19:40
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 6,300円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
能は舞台装置・シナリオ・音響・役者の身体的動作などさまざまな要素から構成される〈総合芸術〉といわれます。しかし、逆にそれぞれの要素をピックアップして楽しむことも十分可能です。
実際に、世阿弥時代から能役者たちは、たとえば四季おりおりに相応しい謡を所望されたり、酒宴の余興として舞を舞うよう求められたりしていましたし、室町時代の流行歌謡曲集である『閑吟集』には能や狂言から取られた歌謡が多数収められています。また、江戸時代には謡や舞を稽古する庶民も増えてきました。「歌舞二曲」は能の基本だと世阿弥は言っていますが、その「歌・舞」それぞれに特化することで、能はいわばカラオケやダンスのように誰もが気軽に楽しめる文化としても人々に愛されてきたのです。前回に引き続き、能・狂言の新たな楽しみ方について考えてみたいと思います。
実際に、世阿弥時代から能役者たちは、たとえば四季おりおりに相応しい謡を所望されたり、酒宴の余興として舞を舞うよう求められたりしていましたし、室町時代の流行歌謡曲集である『閑吟集』には能や狂言から取られた歌謡が多数収められています。また、江戸時代には謡や舞を稽古する庶民も増えてきました。「歌舞二曲」は能の基本だと世阿弥は言っていますが、その「歌・舞」それぞれに特化することで、能はいわばカラオケやダンスのように誰もが気軽に楽しめる文化としても人々に愛されてきたのです。前回に引き続き、能・狂言の新たな楽しみ方について考えてみたいと思います。
備考
2013年度後期開講の「能楽水先案内」を受講していなくても受講可能です。
講師陣
名前 | 石井倫子 |
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肩書き | 日本女子大学文学部教授 |
プロフィール | 日本女子大学文学部日本文学科教授。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科国語国文学専攻博士課程単位取得。文化史的な視点から室町時代の能を研究している。著書に『風流能の時代~金春禅鳳とその周辺』(東京大学出版会、1998年)、『能・狂言の基礎知識』(角川学芸出版、2009年)。 |
名前 | 宝生和英 |
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肩書き | 能楽シテ方宝生流二十代宗家 |
プロフィール | 和の会主宰。1986年、室町時代より続く能楽の名門、宝生家に生まれる。 2008年、東京藝術大学音楽学部邦楽科を卒業後、同年4月に宗家を継承。 祖父・故宝生英雄、十九世宗家宝生英照に師事。 1991年初舞台「西王母」子方 1995年初シテ祝言「岩船」 2008年二十世宝生流宗家継承、継承披露能にて「翁」を披く。 これまでに「鷺」「石橋」「道成寺」「乱」などを披く。 |
名前 | 山本則重 |
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肩書き | 大蔵流狂言方 |
プロフィール | 1977年6月1日生。山本則俊の長男。山本東次郎及び父に師事。能楽協会会員。 1982年10月初舞台 狂言「伊呂波」シテ、2004年「釣狐」を披く。 |