講座詳細情報
申し込み締切日:2013-10-27 / 文学:日本史 / 学内講座コード:B305
「黒船」と「日本語」の近代化~幕末外交における言語と文体~
- 開催日
- 10月29日(火)、11月5日(火)
- 講座回数
- 2
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 4,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
ペリーの「黒船」艦隊との交渉に始まる幕末外交の現場は、西洋列強が持ち出す論理と直に向き合い、それを理解し、それに「日本語」で的確な表現を与えていくという真剣な言語的実験の場でもありました。そこでは、長く東洋社会に君臨してきた漢文からの脱却、江戸時代の公的文体であった候文の後退、国家の公式文書としての日本語文への覚醒といった、日本語史上、極めて重要な事件も次々に起こってきます。
この講座では、そうした観点から、西洋列強との最初の外交条約である『日米和親条約』締結交渉に始まる数年間の外交交渉と外交条約とを主な対象に、幕末外交における言語と文体の問題に光を当てていきたいと考えています。
この講座では、そうした観点から、西洋列強との最初の外交条約である『日米和親条約』締結交渉に始まる数年間の外交交渉と外交条約とを主な対象に、幕末外交における言語と文体の問題に光を当てていきたいと考えています。
講師陣
名前 | 清水康行 |
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肩書き | 日本女子大学文学部教授 |
プロフィール | 日本女子大学文学部日本文学科教授。東京大学文学部卒業・同大学院中退、名古屋大学助教授等を経て、1996年より現職。専門は日本語学、特に近代日本語史。 近著に『黒船来航 日本語が動く』(岩波書店、2013)。他に『円朝全集』(共編:岩波書店、2012 ~)、『国語施策百年史』(編集委員:ぎょうせい、2006)等。 |