講座詳細情報
申し込み締切日:2013-05-10 / 芸術・文化:日本史:その他趣味 / 学内講座コード:A311
能楽水先案内~今、『風姿花伝』をよむ−能の現場から−~
- 開催日
- 5月15日(水)、22日(水)、29日(水)
- 講座回数
- 3
- 時間
- 18:10~19:40
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 6,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
講座詳細
今年は世阿弥生誕650年の記念すべき年。父観阿弥の英才教育の甲斐あって、世阿弥は12歳にして時の権力者足利義満の目に留まって一躍時代の寵児となり、能を洗練された演劇へと進化させました。そんな彼が父の教えや自らの体験に基づいてまとめた能楽論『風姿花伝』は、稽古論や物まね論にはじまり、芸能界を生き抜くための戦略など、実に多岐にわたる教えが記されています。そしてこれらの教えは、単に「能」という演劇の枠内に収まるものではなく、現代社会においても十分活用できるような普遍性を持っているのです。
本講座では、『風姿花伝』をさまざまな角度から繙いてみたいと思います。現代の能楽師は『風姿花伝』をどのように読むのでしょうか。
本講座では、『風姿花伝』をさまざまな角度から繙いてみたいと思います。現代の能楽師は『風姿花伝』をどのように読むのでしょうか。
講師陣
名前 | 石井倫子 |
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肩書き | 日本女子大学文学部教授 |
プロフィール | 日本女子大学文学部日本文学科教授。博士(文学)。1967年大阪生まれ。1995年東京大学大学院人文社会系研究科国語国文学専攻博士課程単位取得。文化史的な視点から室町時代の能を研究している。著書に『風流能の時代~金春禅鳳とその周辺』( 東京大学出版会,1998)、『能・狂言の基礎知識』(角川学芸出版,2009)。 |
名前 | 宝生和英 |
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肩書き | 能楽シテ方宝生流二十代宗家 |
プロフィール | 1986年1月、十九代宗家宝生英照の長男として東京に生まれる。祖父英雄・父英照に師事。1991年、初舞台「西王母」子方。2005年、宝生宗家代行就任。2007年、「道成寺」披キ。2008年3月東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。同4月より第二十代宝生流宗家。社団法人宝生会正会員・ 社団法人能楽協会会員・東京藝術大学非常勤講師。 |