大学公開講座のセカンドアカデミー

古代ローマから今日まで、2000 年以上にわたってヨーロッパ文化の中心であり続けたイタリアの歴史を、時代ごとにエポックとなった建築を通してたどっていきます。その時代になぜこのような建物が作られたのか。壮麗な建築が連なる都市空間はどのような時代背景の中で織り成されたのか。建物を通して見えてくる時代ごとのイタリアの姿に迫ります。
　本シリーズでは、1000 年を境に宗教的にも経済的にも人々の熱気が高まっていく中世後期のイタリア中部を舞台に、地中海交易とロマネスク建築の発展から、西欧を覆った国際様式としてのゴシック建築の広がり、そして15 世紀のフィレンツェに突如花開くルネサンス建築と都市文化までを辿ります。

札幌・福岡サテライト中継

名前	片山伸也
肩書き	日本女子大学家政学部准教授
プロフィール	日本女子大学家政学部住居学科准教授。東京芸術大学美術学部卒業。フィレンツェ大学建築学部留学（伊政府給費留学生）。東京芸術大学大学院美術研究科博士課程修了。博士（美術）。専門はイタリア建築史・都市史。特に中・近世都市の街路空間と建築の関係を研究。『建築デザイン用語辞典』（井上書院）、『イタリア文化事典』（丸善出版）など分担執筆。